「レバレッジ・リーディング」を読んだ感想の続きを書いていきます。
今回は後編です。
前編の記事はこちらです。
それではサクッと本題へ。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
なぜ「速読」より「多読」なのか?
1日1冊のビジネス書を効率的・戦略的に読みこなす投資としての読書法
訓練不要であなたの思考が劇的に変わる!
こんな感じの本です。
ここは前回の記事と同様です。
いくつか引用と感想
今回の記事では「第2章 本探しは投資物件選び」から、いくつか引用してみます。
教養型よりは経験型を選べ
世間一般の常識とは逆かもしれませんが、わたしは基本的に、難しい本はビジネスにおいてあまり役に立たないと思っています。正確にいうと、役に立たないというより、即戦力にはならないように思えます。
だからスラスラ読めないような、難しい本を眉間にシワを寄せながら読んでも、あまり意味はありません。先ほども言いましたが、少しくらい難しい本でも、本当にそこに書かれていることに興味があれば、決して難しく感じないものです。
即戦力になるのは、自分にとってやさしい本、読みやすい本のほうです。ビジネスに役立つのは、理論より、実践のノウハウということです。したがって「教養型」の本ではなく、「経験型」の本を選ぶべきです。
自分も昔は難しい本にチャレンジしたりしていました。
ですがやはり、途中で挫折したり、なんとか読み切ったとしてもあまり頭に残ってなかったりします。
今は難しい本に遭遇したら、最初の数ページで早々に諦めたりします。
「いずれ読めるようになるはず」とスッパリ諦めます。
場合によっては、まず先に入門書的な本を読んでから難しい本に再チャレンジしたりします。
ただ最近は、ビジネス書というより実用書をよく読みます。
実用書はビジネス書と比べると「教養型」の印象は薄く、「経験型」の印象が強いです。
振り返ると、経験型の本を多く読んでいる気がします。
約10年前に本書を読んだ影響もあるのかもしれません(今回は再読して記事にしています)。
同じジャンルの本を徹底的に読む
本を読む目的がはっきりしているときにおすすめなのが、「カテゴリー集中法」という選び方です。これはあるテーマについて知りたいと思ったら、そのジャンルの本を手に入る限り全部、徹底的に読むことです。
(中略)
当然、表現は違えども内容に重複はあります。だからといって、何冊も読むのが無駄だとか、もったいないということではありません。むしろ逆で、複数の本を読むからこそ、重要なポイントがわかるのです。つまり、どの本にも同じことが書いてあれば、それは誰もが認める重要なポイントだと判断できるのです。
一冊の本だけに書かれていることは、その著者個人の意見かもしれません。しかし、もし同じことを10人の著者が主張していたら、それはもう原理原則と呼べるのではないか。これがわたしの持論です。
また、一冊の本だけに頼るということは、一人の著者の考え方や知識しか知ることができないということです。当然、その著者の考え方が自分の方向性と違うこともあるでしょう。しかし、たくさんの本を読めば、その中から自分の考えや方向性に合ったやり方を見つけられる可能性が高くなります。(中略)
多読には、たくさんの本を読むことで、複数の意見を同時に参考にできるというメリットもあるのです。
これは前編の記事で引用した内容に似てますが、またしても引用してみました。
同じジャンルの本を何冊も読むと、著者が違うのに内容が似ている部分があったりします。
それが多くの本で主張されているということは、たしかに原則原理と呼べる内容なのかもしれません。
自分のブログでよく引用している内容だと、
- 深部体温の上げ下げで寝付きが良くなる(睡眠関連)
- 昼寝の効果(睡眠、疲労回復、午後のパフォーマンス向上)
- 記憶のコツは反復とアウトプット(勉強法関連)
といった辺りでしょうか。
この辺りは自分の中では原則原理と呼べるかもしれません。
せっかくなので、それぞれのこれまでの引用をリンクしておきます。
深部体温の上げ下げで寝付きが良くなる(睡眠関連)
昼寝の効果(睡眠、疲労回復、午後のパフォーマンス向上)
記憶のコツは反復とアウトプット(勉強法関連)
どの内容も、同じジャンルの本を読むと高確率で遭遇する内容です。
「昼寝」は特に印象的で、最初は睡眠ジャンルでよく見かけた内容でした。
それが最近は、疲労回復や午後のパフォーマンス向上、ダイエット関連でも見かけるようになりました。
カテゴリートップランク買い
アマゾンの利用法をもう一つ紹介しましょう。これはわたしが「カテゴリートップランク買い」と名づけた方法です。
アマゾンでは本のジャンルを細かく分け、カテゴリー別の売れ行きを発表しています。たとえば、ビジネス書では「ビジネス」の下に「ビジネス・経済・キャリア」と「投資・金融・会社経営」とあり、その下に前者なら「経済学・経済事情」「産業研究」「マーケティング・セールス」「経理・アカウンティング」「金融・ファイナンス」・・・というようにジャンル分けがなされています。その中から1~3位までで面白そうな本があったら、無条件に買ってみる方法です。
自分もこの方法を参考にしています。
無条件で買ったりはしていないですが、定期的にカテゴリー別のランキングをチェックしています。
もしかしたら、本書きっかけでチェックするようになったのかもしれません(今回は再読で、以前読んだのが約10年前なので記憶が曖昧です)。
本書が書かれたのは2006年なので、引用に書かれているカテゴリー分けとは若干変わっているようです。
ですが現在も細かくジャンル分けされていて、読みたい本を探すにはかなり便利です。
せっかくなので、自分がよく見るカテゴリーをいくつかリンクしておきます。
新書
ビジネス文書(文章術)
リーダーシップ
睡眠
勉強法
読書法
おわりに
ということで「レバレッジ・リーディング(後編)」として書いてみました。
今回の記事で引用したのは
- 教養型よりは経験型を選べ
- 同じジャンルの本を徹底的に読む
- カテゴリートップランク買い
の3つでした。
約10年ぶりに本書を読みましたが、今も続けている読書習慣がいくつかありました(同じジャンルの本を複数冊読む、Amazonランキングのチェック など)。
思っていた以上に本書を読んだ影響は大きかったのかもしれません。
数年後に、また読むかもしれません。
前編の記事、改めてもう一度貼っておきます。
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