『読書は「アウトプット」が99%』を読んだ感想の続きを書いていきます。
今回は後編です。
前編の記事はこちらです。
それではサクッと本題へ。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
本を「読んで終わり」にするのはもったいない!
「話す」「書く」「行動する」……読後にこんな“アウトプット”をすることで、
得られるリターンは10倍にも20倍にもなる――■今日の出来事を話すように「本の話」をせよ
■いい本を選ぶための「眼」とは?
■頭のいい人は「斜め読み」で本をインプットする
■「仕事と関係ないジャンルの本」が差を生む
■ブログ、SNS……「ネット」で本をどう活かす? ――etc.ビジネスパーソン必読、その1冊にもっと付加価値をつける読書術!
こんな感じの本です。
ここは前回の記事と同様です。
いくつか引用と感想
今回の記事では『3章 読書を最高の「自己投資」にする技術』から、いくつか引用してみます。
情報は「受け取る」ものではなく「取りに行く」もの
本から学べることは計り知れないくらい多いと思います。
その反面、気を付けなければいけないこともあります。本に書いてあることが、すべて正しいとは限らないという点です。
75ページで、本は信憑性の高いものだと書きましたが、中にはいい加減なトンデモ本もありますし、極論や勘違いによる明らかな誤りもあります。
たとえ間違いではなくても、本に書かれている内容は、著者の経験を通して得られたひとつの考えにすぎません。
たとえば、ダイエット本ひとつをとっても、「朝食はしっかり食べたほうがいい」と言う人がいる一方で、「朝食は抜いたほうがいい」と言う人もいて、その道の専門家でも意見がまったく異なります。
2013年のベストセラーに、近藤誠さんの『医者に殺されない47の心得』という本があります。これに対抗して出版されたのが、長尾和宏さんの『「医療否定本」に殺されないための48の真実』。同じ医師でも、その考えや主張はさまざまです。
ですから、一著者だけの意見を鵜呑みにするのは危険なのです。
一般科学の法則と異なり、本で得られる情報は答えがひとつとは限りません。
それどころか、答えがないものに対して、自分なりの答えを出していかなければならないのです。
ですから、書いてあることを鵜呑みにせず、「これ、間違っていないかな」「ほかの考え方や意見はないかな」と、常に考える習慣を身につけることが大切です。
情報は受け取らずに、取りに行くものです。
そのためには、本を受動的に読むのではなく、能動的に読む必要があります。
今回の引用は、「レバレッジ・リーディング」で書かれていた内容に似ているなと思いました。
上記の引用リンクでは、「一冊のみを読んで、この著者の意見がすべてだと思い込んでしまう危険を避けるために、多読をするのです。」と書かれています。
今回の引用も、似たようなニュアンスかなと思います。
「トンデモ本」という表現が良いですね。
たしかに、たまにそういった本に遭遇します。
そして偶然なんですが、自分も「朝食はしっかり食べたほうがいい」「朝食は抜いたほうがいい」という意見の食い違いに遭遇したことがあります。
自分の場合はダイエットの観点でなく、仕事のパフォーマンスやコンディションに関しての本でしたが。
ちなみに朝食に関する言及には何度か遭遇しており、自分がこれまで読んだ本の中では「朝食は抜いたほうがいい」の意見は少数派でした。
なので自分としては「朝食はしっかり食べたほうがいい」を信じて、毎日朝食を食べています。
結局のところ、自分は朝食を食べた方が調子が良いのでそうしているだけなのかもしれません。
朝食を抜いた方が調子が良くなる人もきっと居ると思います。
あと、医師の本の事例も面白いなと思いました。
「47の心得」に対抗して「48の真実」で出版するとは、なかなか挑発的だなと感じました。
どうやら表紙のイメージも寄せているようです。なかなかですね。
ただ、対立構造になっている2冊の本はどちらも「読んでみたい」とは思いませんでした。
なんだか著者同士がやり合っている感じで、読者が置いてけぼりになっている気がしました(読んでないので実際のところは分かりませんが)。
本選びに役立つ「書評サイト」
★ビジネスブックマラソン(https://eliesbook.co.jp/review/)
元アマゾンのカリスマバイヤー・土井英司さんが、優良ビジネス書の情報を毎日紹介。メルマガの購読者数は5万人を超える。バックナンバーも一覧で見られる★マインドマップ的読書感想文(https://smoothfoxxx.livedoor.biz/)
「ビジネス書のコンシェルジュ」smoothさんが、ビジネス書を中心に勉強本から恋愛本までを幅広く紹介する人気ブログ★ビジネス選書&サマリー(http://www.bbook.jp/today/)
私、藤井がビジネスパーソンにお勧めの本を厳選して紹介。メルマガ版では、週に1冊を取り上げ、要点を1500字にまとめて毎日配信
自分も定期的に見ている書評サイト3つを引用してみました。
もしかしたら、本書きっかけで見るようになったのかもしれません(今回、約9年ぶりの再読なので記憶が曖昧です)。
本書では全部で6つの書評サイトを紹介していますが、全て引用してしまうのは少し抵抗があったので割愛しました。
残り3つのサイトを知りたい方は本書を読んで頂ければと思います。
ちなみに、本書は2013年に発売した本です。
本書の発売から約10年経過しているわけですが、今も続いているブログが多かったです。
10年以上、書評サイトを続けているのはすごいなと思いました。
書評を書くときの3つのポイント
さて、書評を書くにはコツがあります。
その本に「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」。この3つを柱にしてまとめるのがポイントです。
何が書いてあったかという内容の説明と、面白い面白くないという感想は誰にでも書けます。しかし、「何を学んだか」はその人オリジナルの意見になります。
私の子どもが学校の読書感想文の課題に悩んでいたので、「3つのポイントで書けばいいんだよ」とアドバイスしたところ、なんと賞をもらっていました。この3つのポイントを踏まえれば、読み手にわかりやすく、その本から何を吸収したのかを的確に表わせるのでしょう。
また、本のあらすじは裏表紙やアマゾンに書いてあるものを引用するのではなく、自分なりにまとめるのがベストです。繰り返すうちに、文章力も要約力も相当鍛えられます。
「要約+コメント」の書評スタイルは、あなたの”伝える力”も伸ばしてくれるのです。
今回の引用に書かれている3つの柱、自分が出来ているかはとてもアヤシイです…。
自分の読書感想は基本的に、
- その本を読んだ簡単な経緯
- 本の内容紹介(Amazonから引用)
- 本からいくつか引用、それに対する感想
- 最後に何か一言
といった感じです。
「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」
自分の読書感想は、どれも中途半端な気がします。
本のあらすじはAmazonからの引用ですし、本からの引用も自分が良かったところをピックアップしただけです。
要約的なことも、あまり出来てなさそうです。
自分の読書感想のオリジナルっぽいところは、同じジャンルの本を多く読むので、関連リンクで繋げて納得感を重ねているところでしょうか。
おわりに
ということで『読書は「アウトプット」が99%(後編)』として書いてみました。
今回の記事で引用したのは
- 情報は「受け取る」ものではなく「取りに行く」もの
- 本選びに役立つ「書評サイト」
- 書評を書くときの3つのポイント
の3つでした。
今回の引用で紹介した書評サイト3つは、今も見続けています。
書評サイトで読みたい本を見つけることが多く、かなり重宝しています。
前編の記事、改めてもう一度貼っておきます。
こちらも良ければぜひ。
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