「資格試験のための最短最速勉強法 速学のススメ」を読んだ感想の続きを書いていきます。
今回は後編です。
前編はこちらです。
それではサクッと本題へ。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
三大国家資格を、それぞれ一発合格で取得してきた著者の、速学の方法論を詳らかにする勉強の方法論決定版。Z世代から社会人まで、学生はもちろん、独学を目指すあらゆる世代のための学びのガイドブック。三大難関国家資格試験の合格体験記も収録。
こんな感じの本です。
ここは前回の記事と同様です。
いくつか引用と感想
Q:毎日のToDoリストはどのように作ればいい?
A1:優先順位も併せてつけていこう!
ToDoリストを書く際には、ただやりたいことを列挙するだけでなく、書き並べたタスクに1位から順に優先順位をつけていきましょう。やることが山積みのときは「あれもこれもやらなければ」というように、複数のタスクで頭がいっぱいになってしまいます。
しかし、複数のことを同時に処理する「マルチタスク」は、人間の集中力を大幅に低下させることも知られています。たとえば、数学の勉強をしているときに、「明日は英単語の試験があるから、その勉強もしなければ」というように別のタスクのことを考えてしまうと、勉強の効率は著しく落ちてしまうのです。
さらに人間は、以前手を付けていたけれども途中で中断してしまったタスクのことがついつい気になってしまう性質があります。これは「ツァイガルニク効果」といって、この効果によって人間は集中力を欠いた状態に陥りやすいのです。
目の前にある一つ一つのタスクに集中するために「優先順位をつけたうえで、その順番通りにタスクを淡々と潰していく」ことが勉強効率を上げるために重要なのです。
前編の記事でも触れたのですが、資格勉強の計画をNotionで立てています。
自分にとってはNotionで立てた資格勉強の計画が、毎日のToDoリストとして機能しています。
ただ、OSS-DB Silverを受けた以下の記事では優先順位を載せていませんでした。
ですが、のちに受けたHTML5プロフェッショナルの試験では優先順位を載せるようになりました。(テキストから転記しただけですが。)
一応、HTML5のNotion計画の一部を載せておきます。(優先順位でなく重要度という表現ですが。)
重要度が高い章の勉強の時は、なんとなくギアが上がっている気がします。
逆に重要度が低い章の勉強の時は、少し気を緩めてる気もします。(少しのメリハリは許容したいところ。)
ちなみにタスクもけっこう細かく分けています。
細かく分けると、1日1日の勉強ボリュームも調整しやすいです。
あと、引用した部分はQ&A形式なのですが、1つのQに対して複数のAがあってユニークだなと思いました。
文量の関係で全てのAを引用していないので、詳しく知りたい方は本書を読んで頂ければと。
Q:記憶を定着させるコツってあるの?
A1:暗記の基本はとにかく「反復」と「アウトプット」!
いまさら言うまでもなく、暗記の基本はなんと言っても「反復」です。
人間は日々大量の情報にさらされて生きているわけですが、人間の脳によってそのほとんどの情報が不要だと判断されて、記憶から消し去るようにできています。そのため、ある物事を記憶したい場合は、脳に「その情報がいかに重要であるか」を認識させる必要があるわけです。
その有効な手段として代表的な方法が、接触回数を増やすこと、すなわち反復なのです。たとえば100単語覚えたいと思ったときに、1単語あたり1分かけて覚えていき、100分かけて1周するのは効率よくありません。それよりも、1単語あたり15秒程度という短時間で確認していき、100分の間に4周したほうが圧倒的に記憶に残るのです。
また「アウトプットすること」も、暗記において非常に重要です。人間の脳は、その知識を使おうとしたときに初めて、それが重要なものであると認識してくれます。
そのため、ただ教科書を何回も読んでいくだけではなく、問題集などを活用して「その知識を思い出す」作業を必ず取り入れてください。
さまざまな記憶術はあれども、結局は「地道な努力は必要」なのだということです。
「反復」と「アウトプット」は、これまで読んだ勉強法の本でも言及していることが多かった印象です。
そして、自分もよく記事で引用していました。
ということで、まずは過去に「反復」と「アウトプット」に関して引用した記事をそれぞれリンクしておきます。
「反復」に関して
「アウトプット」に関して
今回の引用と、以前引用した記事の内容から考えると、記憶を定着させるコツは勉強法の大きなテーマな感じがしますね。
「反復」に関しては、ザックリまとめると
- 脳に重要だと認識させる
- 接触回数を増やす
といったことがポイントになりそうです。
これまで投稿した勉強法の記事の引用も、割と内容が似ている気がします。
「アウトプット」に関しても、こちらもザックリまとめると
- その知識を思い出す
- 「覚えたつもり」をなくす
といったことがポイントかなと。
こちらの引用も先ほどと同じくQ&A形式なのですが、1つのQに対して複数のAが書いてあります。
文量の関係で全てのAを引用していないので、詳しく知りたい方は本書を読んで頂ければと。
Q:勉強に疲れたときの、おすすめの休憩の取り方は?
A1:休憩で大切なのは「計画通り勉強に戻ってこられる」こと
みなさんは長時間勉強の合間の休憩時間は、何をしていますか?
好きな音楽を聴いていますか?YouTube動画を流していますか?
ゲームなどをやっていますか?机に突っ伏して寝ていますか?このように気分転換の手段はいろいろありますが、どの方法を実践したとしても、実はまったく問題ありません。「休憩中に何をしたか」によって、勉強効率に大きな差が生まれることはないのです。
むしろ休憩において本当に大切なことは「計画通り、勉強に戻ってこられるか否か」という、その一点に尽きます。そこさえ守れる休憩の方法であれば、何をしても構わないのです。
逆にいえば「計画通り勉強に戻ってこられない」と予想される気分転換は避けたほうがいい、ということです。そう考えると、向いているものと向いていないものがおのずと見えてくるように思います。
休憩のとり方も、たしかに工夫が必要ですよね。
「勉強に戻ってこられる」休憩にしないといけないですね。
続きが気になってしまうものや、没入してしまうような休憩は避けるべきですね。
自分の場合は、スマホをいじってます。
スマホはSNSもありますし、時間泥棒なので本来は避けるべきです。
本書でもSNSは「向いていないもの」として挙げています。(長くなってしまうので割愛しました。)
ポイントは用を足すつもりもなく、とりあえずトイレに行き、そこでスマホをいじることです。
あまり行儀の良い感じではないですが、トイレから出たらすぐ勉強に戻るルールにすれば、これもOKかなと。
勉強している場所でそのままスマホをいじると、勉強に戻るタイミングがちょっと難しくなってしまうかなと。
トイレに居る時間(休憩時間)はだいたい5分くらいです。
トイレで20分とか30分とか過ごす人だと非推奨な休憩になります。(身近にそういう人が居るんですよね…)
おわりに
ということで、「資格試験のための最短最速勉強法 速学のススメ(後編)」としてアレコレ書いてみました。
今回の記事は全て、Q&A形式で書かれているところから引用してみました。
それぞれ改めてまとめると、
Q:毎日のToDoリストはどのように作ればいい?
⇒A1:優先順位も併せてつけていこう!
Q:記憶を定着させるコツってあるの?
⇒A1:暗記の基本はとにかく「反復」と「アウトプット」!
Q:勉強に疲れたときの、おすすめの休憩の取り方は?
⇒A1:休憩で大切なのは「計画通り勉強に戻ってこられる」こと
という感じです。
「Q:記憶を定着させるコツってあるの?」は、過去の記事でも類似の引用がいくつかあり、「反復」と「アウトプット」の重要さを改めて感じました。
前編の記事、改めてもう一度貼っておきます。
こちらも良ければぜひ。
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