みやもとブログ

好きなものの感想などを書いています。読書、ラジオなど。

目次
目次

【感想】『自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力』悩みは自作自演のコメディに過ぎない

この記事をシェアする

「自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力」こちらの本、読みました。

前向きに悩む力 自分なりの解決法が見つかる

悩むことが多いので読んでみました。
本タイトルにある「自分なりの解決法が見つかる」という部分にも、なんとなくグッとくるものがありました。

それではサクッと本題へ。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

『捨てるべき40の「悪い」習慣』『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』『孤独をたのしむ力』に続く、累計14万部突破シリーズの最新刊!

いつも同じことで悩んでいませんか?
「自信が持てない」「後悔してしまう」「人と比べて落ちこむ」。こんなふうに悩むことが多いなら、生きづらさや閉塞感を覚えるのも当然です。そうした状態を抜け出すには、「自分なりの解決法」を見つけられるように、前向きな悩み方を身につけることです。

こんな感じの本です。

記事の冒頭で「自分なりの解決法」という部分になんとなくグッときたと書きましたが、上記の引用に書かれている「前向きな悩み方」という部分にもなんとなくグッときます。

いくつか引用と感想

悩みは自作自演のコメディに過ぎない

同じ出来事で悩む人もいれば、悩まない人もいます。

たとえば会社をクビになったとき、「人生終わった・・・」と落ち込む人もいれば、すぐに立ち直って「ほかの会社を受けに行こう」と切り替えられる人もいます。
あるいは、病気になって将来を悲観する人もいれば、「よし、治療に専念しよう」と開き直れる人もいます。

このように、出来事自体が悩みのタネになるわけではなく、本人がわざわざ悩みに「設定」しているだけ。つまり、受け止め方の問題なのです。

たしかに自分の悩みが、他の人からしたら悩みですらないことは意外と多い気がします。
自分で勝手に悩みを作り出しているような感じでしょうか。

今回の引用の内容は、ざっくり言うと「悩みになるかどうかは受け止め方次第」ということかなと思います。
こういった内容は、これまで読んだ本でも似たようなニュアンスで何度も遭遇している気がします。

それなのになぜ今回引用したかというと、「悩みは自作自演のコメディに過ぎない」という表現が個人的にしっくりきたからです。

少し違うかもしれませんが、以前の記事で引用した「事実は1つ、解釈は無限」に似たニュアンスを感じました。
そして「事実は1つ、解釈は無限」も、引用した理由は表現がしっくりきたためです。

関連記事

最新研究でわかった “他人の目”を気にせず動ける人の考え方

【感想】『最新研究でわかった "他人の目"を気にせず動ける人の考え方』[後編] - 事実は1つ、解釈は無限

悩みの話からは逸れてしまいますが、「ニュアンスは似ていても、自分がしっくりくるかは表現次第だなー」ということを書きたくて引用してみました。

自信は「持てるかどうか」ではなく「持つかどうか」

「自信が持てない」とか、「もっと自信が持てればうまくいくのに」と思ったことはあるでしょうか。
とくに自己肯定感が低い人ほどこのような発想に陥りやすいのですが、こういう人は「自信」そのものの意味を見直したほうがすっきりすると思います。
自信とは、「持てるかどうか」という受動的で依存的な対象ではなく、「持つかどうか」というもっと能動的で主体的な対象である、という意味に。

これも表現が良いなと思ったので引用してみました。

これを読んだからといって自信がすぐに持てるようになるわけではないですが、こういったものを収集していくとメンタルの安定に繋がるかなと思っています。

過去を都合よく解釈して教訓を見つける

後悔は誰もしたくないものです。それを防ぐには、当然ながら「自分で納得した判断・選択をする」ことであり、それには「その判断・選択を支える根拠を強く持つ」ことが必要です。
とはいえ、未知の状況での判断には根拠が不十分なことが多いですし、結果として後悔してしまうことは誰にでもあるでしょう。それはそれで仕方のないことです。
しかし、過去の選択を後悔し嘆き続けるとしたら、それはもったいない。過去の事実そのものは変えられないので悩むだけ無駄だからです。
と言うと、「そんなのわかってるよ!」「それができれば苦労はないよ!」などとなってしまうのですが、ここで重要なのは、過去の意味合いを変えることです。
過去の過ちであっても、それを前向きな意味に変換できれば、それは自分にとって正しい過去になるからです。つまり、過去の出来事や判断を「事後的に正解にできる力」を獲得することです。

もちろん、「都合のいい解釈」と言われればそのとおりなのですが、それでも「教訓」に変換できれば、少なくとも過去の失敗を思い出すたびに嘆くといった場面は減るでしょう。
たとえば絶望的な失恋も、「ほかのもっとすばらしい異性と出会うため」と変換できますし、第一志望の大学に受からなくても、「自分はあそこではなくここで勉強しろということだ。学校名より何を学ぶかが大事だし」と変換できます。

引用しておいてなんですが、自分は「後悔」はあまりない気がしてきました。
どちらかというと「不安」が多い傾向にあります。

引用でも触れているように、過去の事実そのものは変えられないので悩むだけ無駄だと思えているのかもしれません。
そして過去を都合よく解釈できているのかもしれません。

また、今回の引用も2つ前でリンクした「事実は1つ、解釈は無限」と似たニュアンスを感じました。

関連記事

最新研究でわかった “他人の目”を気にせず動ける人の考え方

【感想】『最新研究でわかった "他人の目"を気にせず動ける人の考え方』[後編] - 事実は1つ、解釈は無限

解釈は無限にあるけど、後悔してしまうような解釈は切り捨てて、教訓に変換できるような解釈だけ残しておくイメージでしょうか。

おわりに

ということで「自分なりの解決法が見つかる 前向きに悩む力」に関してアレコレ書いてみました。

今回の記事で引用したのは

  • 悩みは自作自演のコメディに過ぎない
  • 自信は「持てるかどうか」ではなく「持つかどうか」
  • 過去を都合よく解釈して教訓を見つける

の3つでした。

「悩みは自作自演のコメディに過ぎない」が印象的でした。

これを読んだからといって悩みがすぐに無くなったりするわけではないですが、「コメディに過ぎない」という視点が入ることで、悩む時間がバカバカしく感じることもありそうです。
それによって、無駄に悩む時間が多少なり減る気がしました。

関連記事

メンタル関連の本は他にも読んでいます。
こちらも良ければぜひ。

読書感想リンク

世界最先端の研究から生まれた すごいメンタル・ハック

前向きに悩む力 自分なりの解決法が見つかる

心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書

ブレイン メンタル 強化大全

科学的に「苦手意識」をなくす技術 (PandaPublishing)

イライラ・不安・ストレスがおどろくほど軽くなる本

人間関係、仕事、人生・・・心の疲れが軽くなる! ストレスとうまく付き合う100の法則 (100の法則シリーズ)

精神科医が教える ストレスフリー超大全――人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト

TOPへ戻る HOMEへ