「図解 ストレス解消大全」を読んだ感想の続きを書いていきます。
今回は後編です。
前編の記事はこちらです。
それではサクッと本題へ。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
スタンフォード、オックスフォード、ハーバード…
科学的研究で100%実証済み
不安・イライラを消すテクニック100
こんな感じの本です。
ここは前回の記事と同様です。
著者情報
東洋経済オンラインに、本書の著者である堀田秀吾さんのページがあったのでリンクしておきます。
堀田さんの公式ホームページがあったら良かったのですが、なかったため代わりに東洋経済オンラインの著者ページをリンクしました。
上記リンクにプロフィールや、堀田さんが書いた記事が一覧表示されています。
いくつか引用と感想
3分間テトリスをする
3分間のテトリスで欲求が収まった!
「甘いものが食べたい」「早く遊びたい」「眠りたい」。欲求がつのったとき、人は我慢をすることでストレスをため込んでしまいます。
プリマス大学のシュコルカ・ブラウンらは、なんと、「テトリスをすると、食欲、睡眠欲、性欲、薬物への依存といったあらゆる欲求を減少させる効果がある」という研究を発表しています。
まずはじめに、31人の学生を対象に1日7回にわたって、「いま現在何かしらの欲求はありますか?」という質問をメールで送りました。生徒は、睡眠欲や食欲など、何かしらの欲求を抱えており、回答後にそのうちの15人に対してタブレット上でテトリスを3分間だけプレイするように指示しました。
プレイ後に再び回答してもらったところ、平均して彼らが感じていた欲求の5分の1が減退していることがデータ上で明らかになったというのです。参加者は、1週間で平均40回以上プレイしたのですが、継続して効果があったそうです。
なかなかユニークな研究データだなと思ったので、引用してみました。
「3分間だけテトリス ⇒ 欲求の5分の1が減退」
これを効果的に感じるかどうかは人によりそうですが、たった3分で多少なり欲求が減退するなら割と効果的だなと自分は思いました。
テトリスはスマホアプリにもありそうですし、気を紛らわすには良さそうです。
捉え直しをする
「捉え直し」で気分が変わる!
怒っている人と接するのは、とてもエネルギーのいることです。自分へのストレスにもつながります。怒っている人に対してどのように接するかは、大きなテーマと言えるでしょう。
自分への「被害」を最小に抑える――。そのために参考にしてほしいのが、スタンフォード大学のブレッチャートらが行った研究です。
ブレッチャートらは、次の3つのグループに被験者を分け、脳の活動を比較しました。グループ1 普通の表情を見たグループ
グループ2 怒っている表情を見たグループ
グループ3 怒っている表情を見て「捉え直し」をしたグループ「捉え直し」とは、たとえば怒っている人を見た際に、「この人が怒っている理由は何だろう?」と、文字通り捉え直すことです。「この人はここにくる前に鳥の糞が当たってしまったんだな」という具合に、怒っている原因を(勝手に)別のことにして考えるようにトレーニングするのです。
比較した結果、グループ2は、ほかのグループに比べて統計的に有意にネガティブな感情になった一方、グループ3はグループ1と有意な違いがありませんでした。
こちらも興味深い研究データだなと思ったので、引用してみました。
怒りっぽい人って居ますよね。
確実に自分に原因があって怒られるなら仕方ないですが、「そんなことで?」と思うような理不尽な内容で怒られるのはシンドイです。
それが何度も繰り返されると、滅入ってしまいます(自分も前の職場に怒りっぽい上司が居ました)。
本書によると、怒りの矛先が自分に向かったとしても、自分以外のところに理由を考えるのがコツのようです。
「朝なんかイヤな事あったのかな」
「プライベートがうまくいってないのかな」
といった感じで、怒っている原因は何でも良いかなと思います。
なんなら、ブログに書くのはちょっと抵抗があるくらい悲惨な状況を想像しても良いかもしれません。
それを相手に伝えるわけでもなく、怒っている原因をこっちで勝手に想像するだけなので。
幸い今の職場には怒りっぽい人がほとんど居ないので助かっていますが、いずれまた怒りっぽい人と遭遇するかもしれません。
このテクニックは覚えておこうと思います。
批判的な意見は気にしない
否定的な言葉に凹むのは「バーナム効果」だと心得る
人は、曖昧な言葉をかけられると、その言葉が自分に当てはまると思いがちです。ですから、具体的な指摘にかける「お前はダメだ」「お前は甘い」といった、誰にも当てはまる批判的な意見に対しては、思い悩む必要はありません。逆に、自分にとってうれしいことを言われたら、それは素直に受けとりましょう。
人間はとても都合の良い存在ですから、「誰だってそうじゃないか」、そう割り切って次に進めばいいのです。
「バーナム効果」というのは、「誰にでも該当する曖昧な言葉を、自分にだけ当てはまるものだと捉えてしまう」心理学の現象の1つです。
これは以前の記事でも引用しているので、リンクしておきます。
このバーナム効果を、曖昧で批判的な意見にも適用しようという提案が良いなと。
そして「うれしいことは素直に受けとりましょう」というのも良いなと思いました。
要は、イヤな感情は無理やりにでも理由をつけてうまく受け流そうってことかなと思いました。
今回の引用からは、そんなニュアンスを感じました。
おわりに
ということで「図解 ストレス解消大全(後編)」として書いてみました。
今回の記事で引用したのは
- 3分間テトリスをする
- 捉え直しをする
- 批判的な意見は気にしない
の3つでした。
早速、スマホにテトリスをインストールしてみました。
現在ダイエット中なので、食欲を抑えたい時に試してみようと思います。
前編の記事、改めてもう一度貼っておきます。
こちらも良ければぜひ。
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