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【感想】『「集中力」を高める技術』[後編] 朝食は身体と脳を目覚めさせてくれる

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『「集中力」を高める技術』を読んだ感想の続きを書いていきます。

「集中力」を高める技術 (だいわ文庫)

今回は後編です。

前回の記事はこちらです。

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それではサクッと本題へ。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

精神科医が教える最高の集中が身に付く本! 集中のレベルを上げれば、ミスが減る、仕事も勉強も捗る、余裕が生まれる、結果が出せる!精神科医が教える集中できない人必読の一冊!

こんな感じの本です。

ここは前回の記事と同様です。

著者情報

本書の著者である西多昌規さんの公式ホームページがありました。

ホームページの中から「プロフィール」ページをリンクしておきます。

masakinishida.com

いくつか引用と感想

今回は「朝食は抜かない」のが集中への第一歩という見出しにぶら下がっている小見出し3つを引用していきます。

朝食は身体と脳を目覚めさせてくれる

体内時計のところでも説明しましたが、朝食は絶対に抜かないことが大切です。大脳のエネルギーは、ブドウ糖から作られるのですから、起きたあとにブドウ糖を補給したほうがいいのは、考えてみれば当然のことです。
なのに、朝食の大切さを理解できていても、なかなか実践できていないかたも多いでしょう。
「朝食に何を食べたらいいのかわからない」
「朝はだるくて食欲がわかない」
という声もよく聞きます。
まず、朝食の内容を考えてみましょう。いくらブドウ糖が脳には大切だからといって、朝から糖質ばかりの甘い物だけを食べればいいというものではありません。
結論から言えば、糖質だけに偏らず、タンパク質、脂質、糖質をバランス良く食べることが大切です。パン1個だけ、おにぎり1個だけは、取らないよりはマシかもしれませんが、十分な栄養とは言えません。
2007年に大塚製薬の樋口知子研究員らのグループが日本臨床栄養学会雑誌に発表した論文は、朝食の内容とその日の集中力との関連性について研究結果をまとめています。以下の4つの朝食メニューのグループに分けて、日中の集中力や疲労度を調べた研究です。
4つのグループとは、

①洋風パン食(食パン、ゆで玉子、ハム、サラダ、ヨーグルト)
カロリーメイト
③具のないおにぎり
④朝食を取らない

です。摂取カロリーは、①~③のグループでほとんど同じに設定されています。
その結果、①と②のほうが、③と④とに比べて体温は上昇し、作業能率も向上しました。バランスの取れた朝食が集中力を発揮するのに有利なことを示す、科学的なエビデンスです。

ここ最近、朝食に着目した内容をよく見かけます。
自分が疲労回復や睡眠関連の本をよく読むので、当然といえば当然かもしれませんが。

これまでの記事でも、朝食に着目している内容を何度か引用しています。
せっかくなのでリンクしておきます。

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朝食を食べるようになった自分にとっては、朝食が集中力を発揮するのに有利という情報はありがたいです。
これからも朝食はなるべく食べていこうと思います。

朝食に関して、もう一つ引用してみます。

手早く用意できて続けられる朝食を

そうなると次の問題点としては、「朝はだるいし、食欲がわかない」「眠くて気持ち悪いし、朝食どころではない」「ギリギリまで寝ているので、おにぎり1個が精一杯」という、朝食の重要性を頭ではわかっているけれど、実践できない人たちがどうしたらいいのか、という悩みです。
朝食を食べられないほど朝が弱い人は、夜の生活に問題がないかを省みてみましょう。夜ふかしや寝る直前の夜食によってすでに体内リズムが狂っているせいで、朝食を受け付けない可能性はないでしょうか。そして朝食を抜くことで、ランチや夜食の量が増えれば時間も遅くなって、ますます朝がキツくなるという悪循環です。
朝が弱い人は、量をたくさん取る必要はありません、朝食を少量でも、バランスを取ってなるべく起床1時間以内に食べることのほうが、大切です。

自分も昔は朝食を食べていませんでした。
もし食べるとしてもおにぎり1個くらい。そういった時期もありました。

今回の引用を読んだうえで自分の生活習慣を振り返ると、たしかに朝食を食べていなかった時期は夜の生活に問題があった気がします。

引用でも触れているように、夜の食事のタイミングが遅かった記憶があります。
夜の食事が遅くなってしまうのは、当時は仕事で残業多めだった影響もありそうです。

また、朝を抜いて昼・夜の2食のみだったので食事量が多かった記憶です。
そうなると「昼・夜は多めに食べる(夜はタイミングも遅い)→ 朝は食欲がない」の流れになります。
こういった悪循環だったので、朝食がシンドイのは当然の流れですね。

で、自分が朝食を食べるようになったきっかけは、ダイエットだったかもしれません。
リモートワークに切り替わって運動不足になり、太り始めていました。

ただ、リモートワークにより朝の時間に多少の余裕が出来たので、朝食を食べる習慣にするには良いタイミングでした。

朝食を食べるようになってからは昼・夜の食事量は減りましたし、体重も順調に減っています。
今後もし仕事が忙しくなったとしても、なるべく継続していこうと思います。

朝食に関して、更にもう一つ引用してみます。

シリアル+ヨーグルト+フルーツは手軽な優秀朝食

さて、朝食を作ってくれる人がいればいいのでしょうが、一人暮らしや共働きで、「朝食は自分で用意する」というかたも少なくないでしょう。わたしも、その一人です。
最近では、外食でも朝食メニューが充実してきました。和食、洋食、好みの朝食を外食で取るのが、準備のいらない簡単な方法です。ただ、「時間がないから自宅かオフィスで取りたい」というかたもいるでしょう。
わたしの場合は、最近流行の「シリアル」とヨーグルト、それにグレープフルーツないしオレンジジュースという朝食を続けています。シリアルとは、オートミールやコーンフレークスなど、朝食用の穀物加工品のことです。この「シリアル」が、いちばん手軽に準備できる、いちばんバランスの良い朝食メニューかもしれません。最近ではドライフルーツやナッツなど、味や栄養成分においても優れている商品が発売されています。
起床後1時間以内に、バランス良い朝食。この基本を守れば、あとは個人の好みでアレンジしても構いません。そして、朝食の習慣を続けること。集中力は、食育の積み重ねでもあるのです。

自分も朝食はシリアルだったので引用してみました。

もう少し具体的にメニューを書くと、「シリアル+牛乳+アイスコーヒー」です。
引用に書かれているメニューと比べると劣るかもしれませんが、このメニューで飽きずに継続できています。

けっこう食事に関して飽きっぽい方だと思うのですが、シリアルに関しては何故か飽きずに食べることができています。
本書でオススメしていることもあり、引き続きシリアルを食べていこうと思います。

ちなみに、10回に1回くらいのペースでシリアルではなく「BASE BREAD」を食べています。
BASE BREADはコンビニでも手に入りやすいですし、味も好きだったので気に入っています。

もしかしたらBASE BREADをたまに挟むことで、シリアルも飽きずに継続できているのかもしれません。

今回の引用は集中力に関してでしたが、2つ前の引用でリンクした記事では疲労回復や睡眠の観点での朝食のメリットが書かれています。
気になった方はそちらも見て頂ければと思います。

おわりに

ということで『「集中力」を高める技術(後編)』として書いてみました。

今回の記事で引用したのは

  • 朝食は身体と脳を目覚めさせてくれる
  • 手早く用意できて続けられる朝食を
  • シリアル+ヨーグルト+フルーツは手軽な優秀朝食

の3つでした。

別の本で、「別に朝食は食べなくても良い」みたいな内容がありました。
その本は全体的に裏付けとなるようなデータが書かれておらず、著者の成功体験のみで書かれている印象を持ってしまいました。
なので自分としては、あまり信用できませんでした。

ですが、ネットで検索したりすると朝食抜きを推奨する内容もチラホラ見かけます。
結局は、朝食のアリ・ナシどっちを信じるか、どっちが自分の体に合うか、といったことなのかもしれません。

とりあえず自分の感覚としては、朝食を食べるようになってからの方が体調が良いです。
朝食を食べるのは継続しようと思います。

前編の記事、改めてもう一度貼っておきます。
こちらも良ければぜひ。

miya-moto-blog.hatenablog.com

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こちらも良ければぜひ。

読書感想リンク

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