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【感想】『スタンフォード式 疲れない体』[前編] 「朝食抜き」は三食中一番”やばい”

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スタンフォード式 疲れない体」こちらの本、読みました。

スタンフォード式 疲れない体

最近は健康面に興味が向いていて、以下の健康本ブックガイド的な本で読んでみたいとなったのが本書です。

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なお、本書の読書感想は「前編」「後編」の2つに分けて投稿しようと思います。
今回は前編としてアレコレ書いていきます。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

体内圧力を高めると、人体の構造的に疲れない!
金メダリスト・全米記録保持者・・・トップアスリートの疲労改善法を初公開!!

☆人体の構造に即した、究極の疲労予防&回復理論
スタンフォードの科学×世界最強スポーツチームでの実践!
☆最新スポーツ医学、脳科学、栄養学、解剖学、人体力学で完全裏づけ!
☆未公開かつ圧倒的データ、豊富な実践法・・・図やグラフ・イラスト満載!
☆ケイティ・レデッキー(五輪などで19の金メダル)らもスタンフォードで実践!
☆「お腹を膨らませて体内の圧力を高める」究極のダメージ予防法、日本初上陸

こんな感じの本です。

本書を通じて、自分の生活習慣を見直すきっかけになりました。(特に朝食に関して。)

いくつか引用と感想

「朝食抜き」は三食中一番”やばい”

「朝食は食べたか?食べたなら、何を食べたか?」
私は選手たちに、日頃から朝食について報告させています。10年以上担当したバスケットボールチームでは、休日などで報告の時間が取れない日は、朝食べたものを逐一メールするように言っていたほどです。
「朝食」を取るか取らないか、そして朝何を食べるかで1日のパフォーマンスや疲れ具合がまったく違ってくるため、このような指導をしていました。

とくに危険なのが、朝食抜きで起こる「血糖値スパイク」
朝食を抜いてトレーニングをすればお腹が空くので、ランチを必要以上にたっぷり食べることになります。
人間の血糖値はつねに小さく上下しているのですが、空腹のあとに大量に食べると血糖値が極端に急上昇し、その後急降下することに。
これは「血糖値スパイク」と呼ばれる現象で、糖尿病や心臓病にもつながるとされています。

若い選手たちがすぐ生活習慣病になるわけではありませんが、血糖値の急な乱高下は眠気や疲労感の元にもなるので、チーム内では朝食抜きを厳禁にしています。

またしても「血糖値スパイク」を引用してみました。
健康本だと登場率高めですね。

過去に何度か引用しているので、リンクしておきます。

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朝食を抜いてしまって、昼食で必要以上にたっぷり食べてしまうことってありますよね。

自分の場合、今は朝食を食べるようになりましたが、抜いていた時期もありました。
その時期は昼食が多めになっていた記憶があります。

しかも昼食で満腹まで食べてしまうんですよね…そうなると血糖値は極端に急上昇することになります。
結果、昼食後の仕事のパフォーマンスはなかなかヒドイ感じになっていたんだろうなと今さらながら思います。

当時は血糖値スパイクの存在も知らなかったので、仕事のパフォーマンスを意識した食事ができていませんでした。

厳密に食事管理しすぎるのも良くないですが、当時はあまりにも食事管理が雑だったなと…反省です。

「その日のエネルギー」をチャージできるのは朝食だけ

朝食を取らないと、「体温が上がりにくくなる」というデメリットも発生します。
人の体温は、「就寝前~就寝中」にかけて低くなり、反対に「起床前~覚醒時」は高くなる、というリズムがあります。
しかし、朝食を抜くと、本来なら日中に向けて上がるはずの「体温上昇」が朝食を食べたときに比べてゆるやかになり、パフォーマンスが上がりにくくなるのです。
さらに朝食は、その日の活動に際しての「エネルギー源」になります。
朝食前最後に食べた「前日の夕食」は、寝る前、もしくは夜間に消化され、体の修復や修繕にあてられることに。
そこで、その日の活動の源となるエネルギーは、朝のうちに体に入れておかないと「エネルギーがない状態」で午前中の仕事を迎えることになります。
食べずに活動することは、疲労を手繰り寄せているようなものなのです。

朝食を取らないと午前中の仕事のパフォーマンスがあまり出ない感じがします。
ただ、朝は特に準備でバタバタしていて食べる時間をなかなか確保できないんですよね…食欲もあまり湧かないですし。

で、空腹な状態で昼食までなんとか仕事をこなして、昼食で満腹まで食べてしまって、1つ前の引用でも触れた「血糖値スパイク」になってしまうと。
こうなってしまうと仕事のパフォーマンスがずっと低いままになってしまいます。

ちなみに以前の記事の引用からすると、「午前中は勝負の時間」とのこと。

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その午前中にエネルギーがない状態になっているのは、もったいないですね。

寝起きがシンドイ自分にとって朝食の時間を確保するのは大変なのですが、今は朝食を取るようにしています。
ほぼリモートワークになって朝の時間を調整しやすくなったのが大きいです。

朝食は「時間」を固定する

また、午前中であればいつでも朝食を食べていいわけではなく、「朝食の時間」はできるだけ固定しましょう。
睡眠同様、時間を固定すれば生活のリズムができ、回復に大きな役割を担う自律神経が整います。それに、朝は予定が入らないことが多いので、朝食は3食の中で一番時間を固定しやすい食事です。
さらに朝食の時間を固定することで、起床時間も固定されるという好循環が生じ、生活リズムが整いやすくなる、という副次的なメリットもあります。

ただし、「ぎりぎりまで寝ていても、朝ごはんは食べました!」というのも避けたいパターン。
時間がないと早食いになり、これまた疲労を招く「血糖値スパイク」の原因になります。
朝から疲れないためにも「朝食の定時」を決めていただきたいと思います。

朝食の時間を固定することで起床時間も固定されるというのは良いですね。
これを平日だけでなく休日も実践できると睡眠が安定しそうです。

というのも、平日と休日で起床時間がズレすぎると週明けの目覚めが悪くなるためです。(詳しくは以下リンク)

www.otsuka.co.jp

diamond.jp

平日も休日も同じ時間に起床して、同じ時間に朝食を食べる習慣にする。
そうすると、睡眠に関しても好循環になりそうです。

おわりに

ということで「スタンフォード式 疲れない体(前編)」として書いてみました。

今回の記事で引用したのは

  • 「朝食抜き」は三食中一番”やばい”
  • 「その日のエネルギー」をチャージできるのは朝食だけ
  • 朝食は「時間」を固定する

の3つでした。

今回の引用は3つとも朝食に関してでした。

昼食・夕食ももちろん大切ですが、朝食の大切さを再認識した内容でした。

次回は「スタンフォード式 疲れない体(後編)」としてアレコレ書いていきます。

(追記)
スタンフォード式 疲れない体(後編)」の記事を書きました。
こちらも良ければぜひ。

miya-moto-blog.hatenablog.com

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