みやもとブログ

好きなものの感想などを書いています。読書、ラジオなど。

目次
目次

【感想】『医師が教える幸せな人がやめている36の習慣』[後編] 「買い物で不幸な自分をリセットできる」という勘違い

この記事をシェアする

「医師が教える幸せな人がやめている36の習慣」を読んだ感想の続きを書いていきます。

医師が教える幸せな人がやめている36の習慣

今回は後編です。

前編の記事はこちらです。

関連記事

それではサクッと本題へ。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

働き方、休み方、食べ方、姿勢、運動習慣、人づきあい、お金の使い方、ながらSNS・・・今すぐ、その不幸習慣をやめなさい!

こんな感じの本です。

ここは前回の記事と同様です。

著者情報

本書の著者である西多昌規さんの公式ホームページがありました。

ホームページの中から「プロフィール」ページをリンクしておきます。

masakinishida.com

いくつか引用と感想

ランチタイムウォークは健康と幸福への第一歩

ランチタイムこそ、ウォーキングのベストタイミング

食べながら歩けというわけではありませんが、ランチタイムこそ「歩く」時間を作って、座りっぱなしの時間を減らすチャンスです。弁当を持参したならば、飲み物を買いに行く、食後に少し散歩するなど、イスから離れて歩く時間を取るようにしましょう。
イギリス、バーミンガム大学の研究グループは、「ランチタイム・ウォーキング」の効果を実験してみました。最初の10週間は、ランチタイムにインストラクターの指導のもとに、30分のウォーキングを行います。その後は、参加者の自主性に委ねられ、16週間後に健康面でのチェックを行いました。
結果として、ランチタイム・ウォーキングを10週間行うことで習慣化され、指導がなくても自主的に散歩を行うようになり、16週間後の精神的な幸福度や身体の状態、たとえば血管年齢もウォーキングを始める前に比べて改善しました。継続は力なり、です。

自分の場合、リモートワーク主体で昼食をデリバリーで済ますことがあります。

また、昼寝を実践しているので食べた後は昼寝の時間を確保したいところです。
午後のパフォーマンスを上げる目的で昼寝をしているので、外すわけにはいかないなと。

ですがよく考えると、座りっぱなしになっていますね。
座りっぱなしは以前の記事で引用した「ミルキング・アクション」にも関連しそうな話です。

関連記事

疲れない体大全 メンタル×フィジカル 最新研究が実証した

座りっぱなしは体の疲労にも繋がるようなので、なんとかランチタイム・ウォーキングの時間も捻出したいところです。

昼休みは1時間なので所要時間はそれぞれ、

  • 昼食:15分
  • 昼寝:15分
  • ウォーキング:30分

といった感じでしょうか。

ただこれだとあまりにも時間がタイトすぎる気もするので、ウォーキングの時間はもう少し短くしてとりあえず試してみようかなと思います。

「買い物で不幸な自分をリセットできる」という勘違い

心配性な人、自分は不幸だと感じている人は衝動買いに走りやすい

「毎日ストレスフルなことばかりで、なにかで発散しないと我慢できない・・・」
仕事のストレスをはじめ、人間関係のストレス、生活のストレス、将来に対するストレス、家庭のストレス・・・多種多様なストレスを発散する、あるいは跳ね返そうとする行動のひとつとして多くの人に採用されがちなのが、「衝動買い」です。
もちろん、衝動買いに走りやすい人もいれば、財布のヒモが固い人もいます。
衝動買いしやすい人は、心配性で、自分は不幸だと感じており、そして計画性がなく流されやすいタイプ、といった特徴があるのではないかと思います。
心配性の人はストレスを溜めやすく、かつ、「このバッグ、あとで品切れになったら、多分後悔するだろう」などと後悔する自分の姿をイメージして、「それくらいなら買ったほうがいい」と自分を正当化し、目の前のモノを買うことで不安を紛らわそうとします。
不幸な感じにいつもとらわれている人も、買い物に走りやすい傾向があります。買い物で、不幸な自分をリセットできると勘違いしてしまうのです。

最近、要らなくなったものを大量に処分しました。
要る/要らないの選別をしている際は、「これなんで買っちゃったんだろう?」と思うものがたくさんありました。

「なぜたいして使わないものを買ってしまうのか?」
それはきっと様々なストレスを発散するために、衝動買いに走ってしまった可能性が高いです。
引用にもあるように、買い物で不幸な自分をリセットできると勘違いしてしまった可能性も大いにあります。

今回の引用部分にも裏付けとなるような研究データが書かれていたら良かったのですが、残念ながら書かれていませんでした。
ただ、衝動買いしやすい人の特徴として「心配性」「自分は不幸だと感じている」といった項目を挙げていたのには妙に納得感がありました。

今は使わなくなったものを大量に処分してスッキリした状態ですが、できれば今後の衝動買いは防ぎたいところ。
ということで、次の引用は「衝動買いを防ぐ3つのコツ」です。

衝動買いを防ぐ3つのコツ

ひとつ目は、財布にお金を入れないこと。日本はまだまだクレジット社会ではなく、現金での買い物がメインです。不必要なお金を入れないことで、物欲担当の側坐核の興奮を抑えるためのワンテンポを置くことができます。
ふたつ目は、「いったん家に帰って考える」習慣をつけること。「今日買わないと、売り切れて後悔するのでは」という不安が、衝動買いのもうひとつの動機です。そんな後悔が、果たして何ヶ月も長続きするでしょうか。何度も言いますが、モノの与える心理的幸福感は、思いのほか小さいものです。
最後に、「夏休みは海外旅行」「二年後はマンションを購入」など、近い将来に向けて計画性のある出費予定を持つことです。そしてなるべく、自分だけでなく家族や友人とプランを共有しておきましょう。そうすれば他人からの目もあり、安易な買い物はできなくなるはずです。これは、理性担当の前頭前皮質を強化するという意味合いもあるからです。

ひとつ目の「財布にお金を入れないこと」は正直、今あまり効果を発揮しないような気がしました。
現金以外にも電子マネーやクレジットカードなど支払い方法は様々です。
本書が発売された当時(2016年)ならまだ効果的だったかもしれませんが、今となっては効果は薄いかなと。

ふたつ目の「いったん家に帰って考える」は、個人的に効果が大きそうに感じます。
ネットショッピングの場合は家に帰って考えるのも難しいですが、すぐにポチらずに一晩寝かせてみると同じような効果になるかなと思います。

衝動買いは、ポチる時が幸福感のピークの場合もあります。
注文したものが届いた時にはそこまで幸福感がないというのも、これまでの経験から納得できます。

少し時間を置けば衝動買いのテンションは多少なり落ち着いているはずなので、これは実践したいところです。
ネットショッピングでいうとカートにとりあえず入れておいて、注文するか否かは翌日に持ち越す感じでしょうか。

そして、持ち越した翌日に改めて欲しいかどうか判断する。
結果として欲しい気持ちが変わらないこともあるでしょうし、やっぱり不要だなと踏みとどまれることもあるかなと思います。

おわりに

ということで「医師が教える幸せな人がやめている36の習慣(後編)」として書いてみました。

今回の記事で引用したのは

  • ランチタイムウォークは健康と幸福への第一歩
  • 「買い物で不幸な自分をリセットできる」という勘違い

の2つでした。

要らなくなったものを大量処分したのが最近だったこともあり、衝動買いの件は印象的でした。

大量処分で部屋からモノがどんどん減っていくのは妙なスッキリ感がありました。
ですが今後は、そもそも大量処分する必要性が発生しないのが一番良いなと。

ミニマリストを目指すつもりはないですが、衝動買いを防いで部屋にモノがたくさんある状態は避けたいなと思いました。

前編の記事、改めてもう一度貼っておきます。
こちらも良ければぜひ。

miya-moto-blog.hatenablog.com

関連記事

本書の著者、西多昌規さんの本は他にも読んでいます。
こちらも良ければぜひ。

読書感想リンク

「集中力」を高める技術 (だいわ文庫)

医師が教える幸せな人がやめている36の習慣

科学的に「苦手意識」をなくす技術 (PandaPublishing)

TOPへ戻る HOMEへ