みやもとブログ

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【感想】『天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法』主に頭痛に関して

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「天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法」こちらの本、読みました。

自分は雨の日やその前日に頭痛になることがけっこうあります。
雨に関係なく頭痛になる日もあったりしますが、比較的、雨の日に頭痛になることが多い気がします。

天気予報を見て、雨の日が近いと若干ユウウツになったりします。

雨の日は湿度が高いので喉の心配は減るのですが、頭痛の心配が増えるので困りものです。(以前のどケアの記事を書きました。こちらも良ければぜひ。)

そんな折、こんな本を見つけました。

天気痛~つらい痛み・不安の原因と治療方法~ (光文社新書)

頭痛に関してはこれまで幾度となく悩まされてきたので「本1冊で解決できるものではないよなぁ」と思いつつ、何か一つでもヒントがあれば良いなということで読んでみました。

それでは今回はこの本に関してアレコレ書いていきます。

本の内容・著者プロフィール

まずはAmazonから本の内容、著者略歴を抜粋します。

偏頭痛 うつ 腰痛 肩こり……etc.
5月、6月、この季節になぜか調子が悪くなるのは、
「気圧」のせいかもしれません!
1000万人の気力を奪う“自分にしかわからない痛み・不安"を、第一人者が解消する一冊。

◎著者プロフィール◎
佐藤純(さとうじゅん)
医師・医学博士。名古屋大学教授を経て、愛知医科大学・学際的痛みセンター客員教授。2005 年より同センターにて日本で唯一の「天気痛外来」を開設。天気痛研究・診療の第一人者として、NHKためしてガッテン」、日本テレビ世界一受けたい授業」などテレビでも活躍中。著書に『天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる! 』(扶桑社)などがある。

こんな感じの本です。

「偏頭痛 うつ 腰痛 肩こり……etc.」とありますが、自分は「偏頭痛」が該当しそうです。

内容的に難しいところは少なかったです。(一部、自分には少し難しかったです。)
頭痛に関する症状は共感するところが多かったです。

ヒントになりそうな部分もいくつかあり、今後の頭痛の対処に役立てたいと思います。

いくつか引用の感想

周囲にわかってもらえない「天気痛」の実態とは

雨が降ると関節が痛い。
梅雨時になると古傷が痛む。
前線や台風が近づくと頭痛がする。
あなたの周りにも、そんな人がいるのではないでしょうか?あるいは、あなた自身がそんな症状を抱えて、つらい思いをしているのかもしれません。
これらはすべて天気の影響を受けて生じたり悪化したりする慢性の痛み―――「天気痛」ですが、周囲の人にはなかなかわかってもらえません。「気のせいじゃないの?」とか、「怠けているだけじゃないの?」などと言われて傷つき、じっと我慢している人が多いのです。

「関節が痛い、古傷が痛む、頭痛がする」
上記の中で私が該当するのは「頭痛」です。

頭痛はなかなか周りに理解してもらえない感覚が実感としてあります。
風邪なら発熱していることが多いでしょうし、誰しもが経験があるのではないかと思います。
もっとわかりやすいところで言うと、骨折などはギプスをしていたりで見た目にも大変さが周囲に伝わる印象です。

ですが頭痛は、見た目では分からないです。
また、痛みの程度もなかなか分からないです。

自分も日によって痛みの程度が異なります。

  • ①ちょっと痛い程度、日常生活に支障はない
  • ②けっこう痛いけど、ギリ仕事も出来なくはない
  • ③痛い、、イス座って仕事は出来るけど、なかなか集中できない
  • ④痛すぎる、、ちょっと座ってられない。寝る体勢以外ムリ

など様々です。(ざっくり4つに分けてみました)

①・②くらいなら特に上司などに共有もしないですが、③・④くらいになると共有しますし場合によってはお休みを頂きます。

たまのお休みならそこまで仕事に影響ないですが、雨続きの期間だったりすると何日かお休みを頂くこともあったりします。そうなるとちょっと仕事に影響が出てきます。

「自分も頭痛になることあるけど、休むほどなの?」

直接言われたことはないですが、そういった雰囲気を感じることがたまにあります。

引用した「周囲にわかってもらいない」はあまりにも共感する部分だったので感想が長くなってしまいました。。次の引用にいきます。

天気痛スパイラル

多くの人が神経内科脳神経外科を受診します。
しかし、CTやMRIを撮っても異常は見つかりません。医師には「異常ないから、安心していいですよ」とか「なにも写っていませんね。様子を見てください」などと言われますが、気持ちは晴れません。なにも異常がないと言われても、自分では異常を感じているわけですから、納得できないのです。
そこで今度は「頭ではなく、首に異常があるのかもしれない」と思い、整形外科を受診します。すると、「ストレートネックになっていますね、これが原因かもしれませんよ」などと言われます。
(中略)
ところが、薬を飲んでも理学療法を受けても、はかばかしい効果がありません。
しつこい痛みに悩まされ続け、病院に行っても治らない患者さんは、楽になりたい一心から、鍼灸、マッサージなどに通ったりもします。しかし、施術を受けたときは身体が軽くなっても、雨が降ったりするとまた痛みが出てしまいます。

私も今、かなり近いルートを辿っています。
脳神経外科でCTやMRIを撮り、異常なし。
ストレートネックと言われてアレコレしたけど、あまり効果なし。
今は整体に通っていて、効果があるようなないような…という状況です。

引用した文章には続きがあります。
全て引用すると長くなるので要約しますが、なかなか症状が改善せず、気分が沈み、だんだんうつ状態になっていき、メンタルクリニックに行くと、やはりうつの診断で薬が出されることになる。
でも最初の原因は天気の変化だから、いつまで経っても症状が改善されず、職場や学校に復帰できないまま、やむなく離職や退学に至ってしまう。

こんな流れでした。
自分はまだ気分が沈むところまではいってないですが、近いルートを辿っている最中なので危機感を感じています。良い意味でルートを外れるようにしないと。。

天気痛チェックリスト

自分が天気痛かどうか、あるいは天気痛になる可能性があるかどうかは、慢性痛があることに加えて、以下のようなリスク要因の有無で、ある程度判断できます。あなたは、以下の項目で思い当たることがありますか?
□ なんとなく、雨が降りそうだとわかる。
□ 季節の変わり目は具合が悪い。
□ 寒さが苦手。冷え性だ。
□ 乗り物酔いしやすい。飛行機や新幹線が苦手。高いところが苦手。
□ 耳鳴りしやすい。耳抜きが苦手。
□ 過去に首を痛めたことがある。事故やスポーツでケガをしたことがある。
□ ストレスが多い。
当てはまる項目が多いほど、リスクが高いと考えていいでしょう。ただ、当てはまる項目があるからといって、天気痛になるとは限らない点にも注意してください。

自分は4つチェックが入りました。これが多いのか少ないのか。
「乗り物酔いしやすい。飛行機や新幹線が苦手。高いところが苦手。」も関係するのが意外でした。

治療法や対処法

治療法や対処法に関しては

  • 「痛み日記」をつける
  • 「頭痛ーる」を活用する
  • 痛み止めや漢方を上手に使う
  • 天気痛改善ストレッチ
  • 生活習慣の改善

等々、紹介されていました。
この辺りの詳細は本書を実際に読んで頂いた方が良いかなと思います。

「頭痛ーる」は私も以前から活用してます。
自分が天気痛かどうか気になっている方は、試しにスマホアプリをダウンロードしてみると良いかもしれません。

zutool.jp

万能な治療法は、まだ見つかっていない。でも、

本文でも書きましたが、痛みは複雑な感覚です。急性の痛みと慢性の痛みは多くの面で違った性質を持っています。ケガやヤケドや打撲の痛みは誰でも一度や二度は体験していて、理解されやすいものですし、痛み止めを飲んだりして1週間も我慢すれば大体の痛みはなくなります。
一方で、天気痛の元になる慢性痛は長く続くものです。自分にしかわからない痛みが繰り返し襲ってくることで、精神まで傷んでしまいます。そして残念なことに、どんな慢性痛にも効く万能な治療法は、まだ見つかっていません。
でも、そんなつらい慢性痛ですが、なんらかの方法で痛みの苦しみから解放される時間ができることで、痛みに執着せず、体を動かすこともできるようになります。そうすれば、本質的な痛み治療の効果が得られるようになることも少なくないのです。

記事の冒頭でも書きましたが「この本1冊で解決できるものではないよなぁ」と思ったことに納得しつつ、改善のヒントを得ることが出来たので読んで良かったです。

これまでアレコレ試しては、あまり効果が得られずでちょっと諦め気味だったのですが、もう少し試行錯誤を続けていこうと思います。

おわりに

ということで「天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法」に関してアレコレ書いてみました。

今回読んだ本は2017年に発売されたものです。少し昔の本です。

この著者の他の本を調べてみたところ、2022年にも天気痛に関して本を出しているようでした。

今回読んだ本から約5年経っているので、天気痛に関して情報がアップデートされてるのではないかと思います。

そんな期待も込めて、こちらの本もいずれ読んでみようと思います。

関連記事

頭痛関連の本は他にも読んでいます。
こちらも良ければぜひ。

読書感想リンク

天気痛~つらい痛み・不安の原因と治療方法~ (光文社新書)

1万人を治療した天気痛ドクターが教える 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本

日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全 (扶桑社BOOKS)

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