『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』こちらの本、読みました。
頭痛に関する本は「天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法」に続いて2冊目で、同じ著者の本です。
発売日は前回読んだ本が2017年、今回読んだ本が2022年です。
約5年経っています。
なので天気痛に関して、情報がアップデートされてるかなと期待しながら読みました。
で、アップデートされていた影響かは分かりませんが今回の方が付箋が多くなりました。
ちょっと長くなりそうなので、記事を「前編」「中編」「後編」の3つに分けて投稿しようと思います。
今回は前編として、アレコレ書いていきます。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
頭痛、めまい 肩こり、腰痛、関節痛、
むくみ、体のだるさ、うつ、気分の落ち込み…。天気の変化により、私たちの体や心には、
「気象病」と呼ばれるさまざまな症状があらわれます。「天気のせいだからしょうがない」
「我慢するしかない」と思ってしまうかもしれませんが、
そんなことはありません!天気をコントロールすることはできませんが、
自分の体を変えることはできるからです。
不調の原因が天気だとわかれば、症状が出る前に予防したり、
天気に左右されにくい体をつくっていくことは十分に可能です。
こんな感じの本です。
前回読んだ本の記事でも書きましたが、自分の症状としては「頭痛」が主に該当します。
以下2冊を比較すると、今回読んだ本の方が読みやすくなった印象です。
- 天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法(前回の本)
- 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本(今回読んだ本)
いくつか引用と感想
気圧、気温、湿度のうち、約8割は「気圧」の影響
天気が原因で体調を崩す人は、気圧、気温、湿度という3つの要素に影響を受けることがわかっています。とくに気圧の影響は大きく、ある調査によると、約8割の人が気圧の変化で体調が崩れると回答しています。
天気を「気圧」「気温」「湿度」の3つの要素に分解しています。
分解すると、より分かりやすくなりますね。
本書には「気象病チェック」が載っています。
チェックよって自分が「気圧」「気温」「湿度」のどれに影響を受けて体調を崩しているか分かってきます。
ちなみに私も「気象病チェック」をしてみました。
チェックした結果、私も「気圧」の影響を受けて体調を崩しているようでした。
原因がわかれば対処もできる
ここまでの話を聞いて、「相手が天気では、どうしようもない」「我慢するしかない」と考えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
天気をコントロールすることはできませんが、自分の体を変えることはできるからです。不調の原因が天気だとわかれば、症状が出る前に予防したり、天気に左右されにくい体をつくっていくことは十分に可能です。
これまでは頭痛になっても原因がわからず、市販の頭痛薬でごまかしている状況でした。
不調の原因が天気だとわかれば、その状況から一歩前進した感じがしますね。
少し脱線しますが、引用した「天気をコントロールすることはできませんが、自分の体を変えることはできるからです。」の部分は自己啓発の本でよく見かける言い回しに近いニュアンスを感じますね。
「相手を変えることはできないけど、自分を変えることはできます」的な。
気象病チェック
本書には気象病チェックが載っています。
全て引用すると長くなってしまうので割愛します。
詳細を知りたい方は本書を読んで頂ければと。
※ちなみに自分が確認したタイミングでは、AmazonのKindleサンプルに載っていました。
気象病チェックの結果は
- 天気の崩れに弱い「気圧タイプ」
- 寒暖差に弱い「気温タイプ」
- 天気の崩れ、寒暖差の両方に弱い「気圧・気温タイプ」
- 梅雨になると体調を崩す「湿度タイプ」
の4つにタイプ分けされています。
私のチェック結果は『天気の崩れ、寒暖差の両方に弱い「気圧・気温タイプ」』でした。
頭痛の症状
片頭痛では、症状が出る数日~数時間前から「眠い」「気分が悪い」「生あくびが出る」などの予兆があり、その予兆が天気の変化(気圧の変化)と連動している場合が多く見受けられます。
緊張型頭痛は、微妙な気圧の変化が身体的ストレスとなって交感神経の働きが優位になり、首や肩の血管が収縮して血流が低下し、引き起こされると考えられます。
本書では「頭痛」以外にもいくつか症状を詳しく解説しています。
ただ、私が該当する症状は頭痛のみなので、頭痛の症状のみを引用します。
他の症状の詳細を知りたい方は本書を読んで頂ければと。
引用にも書いてある「片頭痛」「緊張型頭痛」は、どちらの症状も心当たりがあります。
以前、脳神経外科でも「片頭痛と緊張型頭痛を併発している」と診断を受けました。
なので、おそらく間違いないかなと。
片頭痛の症状で挙げている「生あくびが出る」も心当たりがあります。
車酔いしやすいタイプなので、車酔いの時に生あくびが出ることがあります。
ですが、車酔いしてない時にも生あくびが出ることがあります。
本書を読んで、それが片頭痛の予兆だとようやく気付くことが出来ました。
思い返すと、睡眠不足のあくびとは違った感じがあるんですよね。
気圧の変化に敏感な人は、飛行機や新幹線、高いところが苦手
気圧が大きく変動したり、あるいは小刻みに上下動したり、といった環境に身を置くと、とたんに具合が悪くなるケースがあります。
そんな状況をまねいてしまう代表例は、新幹線、飛行機、エレベーター、ロープウェイといった乗り物。これらは、高速で動いたり、高低差のあるところを移動したりすることにより、内部で気圧の変化を起こしやすいのです。
「言われてみれば、すごく苦手」という人は大勢いらっしゃるでしょう。
新幹線は、トンネルに入ったり出たりする際に車内の気圧が変化します。
(中略)
新幹線の場合、グリーン車のある中央付近の車両は、気圧変化の影響が少ないため、座席を選ぶ際にはその近辺を選ぶのがおすすめです。
引用にもある通り「言われてみれば、すごく苦手」はまさに自分もそうでした。
特に新幹線には心当たりがあります。
新幹線に乗る機会がけっこうあり、体調を崩すこともけっこうありました。
今度から新幹線の座席予約をする時は、中央付近の座席を予約するようにしてみます。
おわりに
ということで、『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本(前編)』に関してアレコレ書いてみました。
本書では天気を「気圧」「気温」「湿度」の3つの要素に分けて解説しており、気象病チェックにより自分のタイプも把握できました。
自分のタイプを把握した状態で本書を読み進めると、どこに注目して読めばいいか明確になります。
そういった意味でも、本書はとても読みやすかったです。
『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』は3記事に渡って書きました。
他の記事も良ければぜひ。
- 【感想】『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』[前編] ← 今回の記事
- 【感想】『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』[中編]
- 【感想】『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』[後編]
関連記事
頭痛関連の本は他にも読んでいます。
こちらも良ければぜひ。
本 | 読書感想リンク |
---|---|