『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』を読んだ感想の続きを書いていきます。
今回は後編です。
前編、中編の記事はこちらです。
それではサクッと本題へ。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
頭痛、めまい 肩こり、腰痛、関節痛、
むくみ、体のだるさ、うつ、気分の落ち込み…。天気の変化により、私たちの体や心には、
「気象病」と呼ばれるさまざまな症状があらわれます。「天気のせいだからしょうがない」
「我慢するしかない」と思ってしまうかもしれませんが、
そんなことはありません!天気をコントロールすることはできませんが、
自分の体を変えることはできるからです。
不調の原因が天気だとわかれば、症状が出る前に予防したり、
天気に左右されにくい体をつくっていくことは十分に可能です。
こんな感じの本です。
ここは前回の記事と同様です。
いくつか引用と感想
天気が原因だとわかるだけで5割は治る
体調不良は天気のせいかもしれない。
まずは、そう疑ってみることがすごく大切です。
体調不良は自己管理能力の低さにあると、自責の念に駆られてしまう人が少なくありませんが、「天気のせいで体調が悪い。だから自分は悪くないんだ」と開き直ることは思いのほか重要なのです。
なぜなら、そもそもの原因が天気にあると理解できるだけで、心がラクになるからです。それだけで体調不良の5割は治るといっても過言ではありません。
これはたしかに、「体」というより「心」の方がラクになりそうです。
自分の体調管理能力のせいではなく、天気のせいと思えることは大事かもなと。
ただ、なんでもかんでも体調不良を天気のせいにするのも危険な気がします。
ですが、なんでもかんでも自分の体調管理能力のせいにするのも精神衛生上よくないです。
天気にも責任を負ってもらう感覚を持つと、なんとなく良さそうです。
天気の影響で体調を崩すことを、周りの人たちも同じように理解してくれるか。
これに関してはまた別の問題というか、なかなか難しい部分かなと思います。
ですが、少なくとも自分の中では「天気のせい」を要素に加える。
これによって心のバランスが取りやすくなるかなと思いました。
耳の血行不良を整える
気圧の影響を受けやすい人は、内耳にある気圧を感じるセンサーが敏感に反応するようになっています。そのため、わずかな気圧の変化でも症状が現れてしまうのです。
原因は、内耳の血行不良。
症状が現れるタイミングの前に血行をよくしておけば、内耳のセンサーの感受性が下がり、気象病の症状をやわらげることができます。
気圧の影響を受けやすい人は、内耳の血行不良が原因とのこと。
なので、内耳の血行をよくしておけば症状をやわらげることができるそうです。
本書では血行をよくする方法をいくつか紹介しています。
ひとまず箇条書きでだけ引用しておくと、
- くるくる耳マッサージ
- 耳温熱
- 耳の後ろのツボ
- タオル体操
といった方法が紹介されています。
詳細が知りたい方は本書を読んで頂ければと。
ちなみに耳マッサージに関して、参考サイトがあったのでリンクしておきます。
※上記リンクは著者の佐藤 純さんとウェザーニュースが共同開発した「天気痛予報」に関連するページのようです。
気象病の人は自分が気象病であることを理解することが何よりも重要
くり返しになりますが、気象病の人は自分が気象病であることを理解することが何よりも重要で、痛みや不調の原因さえわかってしまえば適切な治療も納得して受けられます。そうなれば、必要以上の不安感を抱くこともなくなるでしょう。
気象病というものが存在することを多くの人に理解していただきたいですし、もしあなたのまわりに原因不明の症状で悩んでいる人がいましたら、「それは天気のせいかもしれないよ?」と優しく教えてあげてください。
私も「頭痛と天気が連動してそう」と意識するだけで、気持ちがラクになった感覚があります。
そこからさらに、天気予報を見て「明日は頭痛になりそう」とか「今おきてる頭痛はおそらく気圧の影響だろうな」と思えるだけでも、だいぶ気持ちがラクです。
そこからさらにもう一歩、天気予報などから事前に頭痛を防いだり、やわらげたりする。
そこまで出来れば、さらに気持ちが上向きそうです。
おわりに
ということで、『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本(後編)』に関してアレコレ書いてみました。
ちなみに、本書に載っている著者プロフィールを確認したところ
2020年には株式会社ウェザーニューズと共同開発した「天気痛予報」をリリースし、注目を集めている。
と書いてありました。(先ほども「耳マッサージ」の件で少し触れています。)
「天気痛予報」、気になったので早速スマホに「ウェザーニュース」をインストールしました。
これによって、天気と頭痛の連動具合がより把握しやすくなりました。
しばらく使ってみようと思います。
参考リンクも貼っておきます。
天気痛予報トップページ
天気痛予報の紹介
『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』は3記事に渡って書きました。
他の記事も良ければぜひ。
- 【感想】『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』[前編]
- 【感想】『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』[中編]
- 【感想】『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』[後編] ← 今回の記事
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