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【感想】『最新 頭痛の治し方大全』[前編] 三大頭痛に関して

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「最新 頭痛の治し方大全」こちらの本、読みました。

日本初の頭痛専門クリニックが教える 最新 頭痛の治し方大全 (扶桑社BOOKS)

頭痛関連の本は

  • 天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法
  • 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本

に続いて3冊目となります。

これまでの2冊は天気痛に関してでしたが、今回は王道?の頭痛本です。

天気痛に関する本を読んでいて、「片頭痛」「緊張型頭痛」辺りの基本を改めて知っておきたいなと思い、本書を読んでみました。

本書に関して、「前編」「後編」の2つに分けて投稿しようと思います。
今回は前編としてアレコレ書いていきます。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

あなたを苦しめるその痛みが、自分で治せる&防げる!

日本全国で4000万人以上、およそ3人に1人が悩んでいると言われる国民病・慢性頭痛。
しかし、一口に頭痛といっても、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などの種類があり、その原因、メカニズム、症状、治療法はさまざま。
種類によっては、冷やしたほうがいいタイプ、温めたほうがいいタイプなど対策が真逆のものがあったり、市販の鎮痛薬がまったく効かないタイプも存在します。

にもかかわらず、多くの人は自分の頭痛がどのタイプかを知らず、市販の鎮痛薬をなんとなくの経験則で選んで服用するだけで、わざわざ病院に行かない人が多いのではないでしょうか。

本書は、これまで1万人以上の患者を診た頭痛治療の第一人者である著者が、実は医師も正しく知らない頭痛の最新知識と治療の最前線を解説します。

こんな感じの本です。

本書の発売日は「2022/4/28」と比較的新しいです。

頭痛に関してはネットでよく調べていたので、ある程度は知っています。
ですが本書で、頭痛に関する最新情報が補完された感じです。

いくつか引用と感想

頭痛はわかっているだけでも367種類

現在、日本では4000万人以上が何らかの慢性頭痛に悩んでいるという統計があります。人口のおよそ3人に1人と言い換えると、いかに膨大な数かがおわかりになるでしょう。
「国際頭痛分類第3版」によれば、頭痛はわかっているだけでも367種類ありますが、なかでも三大頭痛と呼ばれる「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」で全体の90%以上を占めます。もっとも多い緊張型頭痛は約3000万人、片頭痛が約1000万人、群発頭痛でも約20万~50万人の患者がいると言われています。

頭痛の種類が367種類もあるのは驚きでした。

「国際頭痛分類第3版」をネット検索したらヒットしたので一応リンクしておきます。
(少し見てみましたが、自分には難しそうなので早々に引き返しました。)

www.jhsnet.net

片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」は、頭痛に関してネットで調べると頻繁に見かける3つです。
三大頭痛と呼ばれているのも納得です。
それぞれの割合はけっこうイメージ通りですが、思ったより人数が多いな…と感じました。

これだけ人数が多いのに、自分の周りでは頭痛持ちの人をあまり見かけないです。
たまたま自分の周りに居ないだけなのか、あまり公言していないのか…

自分も必要に迫られない限りは、基本的に公言しないです。
なので同じように、公言していない人が多いのかなと。

公言したところで周りの理解をなかなか得られない気がしますし、公言するメリットがあまりないのかもなと思いました。

公言していないだけで、実は自分の周りにも頭痛持ちの人がけっこう居るのかもしれません。

動くと痛い片頭痛の特徴と見分け方は?

片頭痛持ちの人は、日本だけで1000万人はいるとされています。
片頭痛の特徴を医学書やインターネットで見ると、「片側のこめかみがズキズキする」と記されているものがほとんどです。しかし、実際には片側に痛みを感じるという人が60%に対し、両側にも感じるという人が40%もいます。また、ズキズキと脈打つように痛むタイプが60%に対して、ズキズキしない頭重感を感じるタイプが40%もいるため、一口に片頭痛といっても個人差があるのです。
片頭痛持ちの80%、およそ800万人は緊張型頭痛から片頭痛を併発しているというデータもあるので、純粋な片頭痛だけを持っている人はおよそ200万人ということになります。男女比は「男性1:女性4」と、女性に多く見られるのも特徴のひとつです。
自分の頭痛が片頭痛かそれ以外の頭痛かを判断する方法ですが、見極めるポイントは、階段を上ったりおじぎをしただけで痛むなど、「動くと痛いかどうか」です。安静にしているとラクなのが片頭痛です。

痛みにけっこう個人差があるんですね。
自分の周りに片頭痛の人が居ないので、ここまで個人差があるとは知りませんでした。
自分の場合は「両側のこめかみがズキズキ痛い」傾向にあります。

ちなみに以前、脳神経外科で「片頭痛と緊張型頭痛を併発している」と診断を受けました。
併発しているのは珍しいのかと思いきや、片頭痛持ちの80%が併発してるんですね。
それほど珍しいわけではないと知って、ちょっと安心しました。

片頭痛かそれ以外の頭痛かを見極めるポイントは、「動くと痛いかどうか」。
安静にしているとラクなのが片頭痛とのこと。
このポイントは、後に引用する「緊張型頭痛」と比べると見極めやすくなりそうです。

動いたほうがラクな緊張型頭痛の見分け方は?

緊張型頭痛は日本に3000万人いるとされるもっとも多いタイプの頭痛です。これはいわゆる「コリ」による頭痛で、医学書やインターネットなどの解説には「緊張型頭痛は肩コリが原因で、後頭部が重くなるのが特徴」とあります。しかし、実は緊張型頭痛の99%は肩コリではなく、首コリが原因なのです。
(中略)
緊緊張型頭痛は片頭痛とは似て非なるもの。その最大の違いは、緊張型頭痛はじっとしているよりも、動いたほうがラクになることです。首や肩のコリは、それらの筋肉により血管が圧迫され、血流が滞ることで起きるので、動いてほぐしたほうが痛みもやわらぐのです。同じ理由で、お風呂に入ったりアルコールを飲んだりすると痛みが気にならなくなるのも、緊張型頭痛に特有の性質です。

緊張型頭痛の原因が「肩コリ」でなく「首コリ」が99%というのは意外でした。

先ほど片頭痛のところでも書いた見極めのポイント。
緊張型頭痛の見極めポイントは「動いたほうがラクになる」。

「安静するとラクになる」片頭痛とは逆ですね。
引用しませんでしたが、片頭痛の対処は「冷やす」。
入浴を避けてシャワーにしたりするのが対処の1つとのこと。

一方、緊張型頭痛の対処は「温める」。
お風呂に入ったりアルコールを飲んだりするのが対処の1つとのこと。

片頭痛と緊張型頭痛で対処が逆なのが、なんともややこしい状況です。
見極めを間違うと、その対処が逆効果になってしまう恐れがあります。
そういった意味で、見極めポイントを知っておくことが重要かなと思います。

痛すぎて目が覚める群発頭痛の特徴は?

片頭痛、緊張型頭痛とあわせて三大頭痛の一つとされるのが群発頭痛です。日本に20万~50万人いると推測されますが、有病率は約0.07~0.09%で、他の片頭痛、緊張型頭痛と比べると少ないです。
(中略)
群発頭痛持ちの人は、その激しい痛みで就寝中でも目が覚めてしまうことが多く見られます。

片頭痛と緊張型頭痛を併発していますが、群発頭痛は発症していないです。

片頭痛でもけっこうシンドイのに、群発頭痛の痛みの表現から想像すると「なかなか耐えがたい感じだな…」と思いました。

おわりに

ということで「最新 頭痛の治し方大全(前編)」としてアレコレ書いてみました。

今回の記事で引用したのは

  • 頭痛はわかっているだけでも367種類
  • 動くと痛い片頭痛の特徴と見分け方は?
  • 動いたほうがラクな緊張型頭痛の見分け方は?
  • 痛すぎて目が覚める群発頭痛の特徴は?

の4つでした。

記事の冒頭にも書いた通り、「片頭痛」「緊張型頭痛」の基本を知ることができました。
各頭痛の患者数や、見極めポイント等が勉強になりました。

次回は「最新 頭痛の治し方大全(後編)」としてアレコレ書いていきます。

(追記)
「最新 頭痛の治し方大全(後編)」の記事を書きました。
こちらも良ければぜひ。

miya-moto-blog.hatenablog.com

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読書感想リンク

天気痛~つらい痛み・不安の原因と治療方法~ (光文社新書)

1万人を治療した天気痛ドクターが教える 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本

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