「最速で仕事が終わる人の時短のワザ」こちらの本、読みました。
現状、残業はあんまりないです。
なので「何としても時短しなければ!」みたいなテンションではないです。
ただ、こういった時短や効率化に関する本は不思議と定期的に読みたくなります。
それではサクッと本題へ。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
時間内に片付かない仕事が、ちょっとの工夫でサクサク進む!
リクルート社で全国トップクラスの成績を収めていた著者による、
スピードと質を劇的にあげる80のTipsを大公開!
こんな感じの本です。
本タイトルにあるような「時短」に関する内容をチョイスできているかはアヤシイところですが、今回もいつも通り、気になった内容を3つ引用してみます。
著者情報
伊庭正康さんは「(株)らしさラボ代表取締役、営業コンサルタント」という肩書のようです。
「らしさラボ」でネット検索してみたところ、公式ホームページがありました。
ホームページの中から「プロフィール」ページをリンクしておきます。
YouTubeチャンネルもありました。
こちらもリンクしておきます。
いくつか引用と感想
時短は、すぐに対処したら負けるゲーム
「なる早でお願い」と言われたら、自分の予定を入れ替えて、急いで対応していませんか?それをすると、時間に追われ続けることになるでしょう。絶対にやめてください。
時短のゲームを制するのは、すぐやる人ではなく、「締め切りの主導権」を持つ人です。だから、最初にやるべきことは「納期交渉」というわけです。
時短というと、タスクを溜め込まずに即対応した方が良いような印象がありました。
でも今回の引用では、すぐに対処するのはオススメしていないようです。
「絶対にやめてください」はちょっと主張が強すぎる気もしましたが、「締め切りの主導権を持つ」という考え方は良いなと。
「なる早でお願い」と言われて、今抱えているタスクを差し置いて最優先で対応するのは言われてみればおかしな流れですね。
おかしな流れな気もしますが、特に疑問も持たずにその流れで対応する人も一定数居る気がしました。自分もそうかもしれません。
「なる早」が一体どれくらいなのか、まずは具体的に確認してみて交渉する流れがあった方が良いのかなと。
タスクを受けた時に「いつまでやればいいですか?」とするより「○日、頂いてもよろしいでしょうか?」と交渉してみるのも良さそうです。
あとはシンプルに「締め切りの主導権を持つ」マインドを常に持っておくことが大事かなと。
「学んだこと」を忘れない、超効率的な方法
本を100冊読んだからといって、内容を忘れてしまったら意味がありません。メモをしてもなかなか読み返さないで、そのまま忘れてしまうことはないでしょうか。だとしたら、私もやっている、アメリカ国立訓練研究所が提唱する「ラーニングピラミッド」の法則を取り入れ、次のいずれかをやってみてください。
①学んだことを人に教える
②学んだことを実践してみる
このプラミッドは学習したことを定着させるために、どんな方法が効果的なのかを示したもので、その1位が「人に教える」、2位が「体験する」なのです。
教えることが1位?と思われたかもしれません。
実は、人に教える際に、学んだことの整理をしますので、確実に記憶に定着しやすくなります。ぜひ、同僚に教える機会を作ったり、相手がいないなら、学んだことをいつでも人に伝えるようにまとめておきましょう。
「ラーニングピラミッド」というものを始めて知ったので引用してみました。
読書好きとしては「読書する」が学習定着率10%と低めなのは悲しいですが、それより定着率が高い項目のラインナップを見ると納得せざるを得ません。
引用に「教えることが1位?と思われたかもしれません。」とありますが、自分としては「人に教える」が一番定着率が高いのは納得です。
適当に教えるのではなく、体系立てて分かりやすく丁寧に教えるとなると、かなり理解している状態でないと難しいと思っています。
なんとしても覚えたい(学びたい)事柄であれば積極的に人に教える行為をすると良さそうですね。
全然関係ないとは思いますが、ラーニングピラミッドの図や割合を見た時にロミンガーの法則(70:20:10の法則)を思い出しました(以下の引用)。
ロミンガーの法則でも「研修や読書からの学びが10%」と低めなのは悲しいですが、「直接経験が70%」なのは実体験からしても納得感があります。
本書ではラーニングピラミッドの図が載っていますが、それを引用するわけにはいかないので参考リンクを貼っておきます。
人にお願いできる人になる
私は1人でやることが悪いことだとは思いません。何と言っても、教える手間、確認の手間がなくなります。打ち合わせの時間がなくなるというメリットもあるでしょう。しかし、1人でできるということは、自分のできる範囲の仕事しかしていないという危険もあります。
私が提案したいのは、「人にお願いできる人」になっておくということ。例えば、50人の会議をセッティングするとしましょう。その時に、すかさず1人でやろうとせずに、周囲に声をかける人になってください。早く終わる上に「ところで、マイクはいらないの?」といった周りの声かけのおかげで、新たな気づきも得られることでしょう。そのため、上司からの評価は、おのずと人と手をつなげる人に軍配が上がります。
結論です。1人でやると必ず盲点はあります。あなたが1人でも仕事をまわせていると思っているなら、周囲は「物足りない」と感じているかもしれません。1人の限界を超えるために、助けを求められる人になっておくことも、スマートに成果を出すためには、とても重要なスキルです。
1人でやることのメリットは、引用でも触れられている通り「教える手間」「確認の手間」がなくなることです。
そういった手間がないので、最短でタスクを対応できることがメリットかなと。
ただ、1人で対応できる仕事量には限界があります。
大きな仕事を全部1人でやろうとすると、いずれ限界がやってきます。
自分は人に頼るのが苦手なので、今回の引用は耳が痛い内容です。
「自分のできる範囲の仕事しかしていない」「1人でやると必ず盲点はあります」この辺りは特に耳が痛いです。
以下の本を読んで、頼る機会が多少は増えたりもしました。
なかなか人に頼れない感じはまだ残っていますが、今回の引用や上記リンクの本などを通して更に頼れるようになれたらなと思っています。
周りと比べるとまだ頼る機会が少なめな気がするので、もう少し頑張らないとなぁと。
おわりに
ということで「最速で仕事が終わる人の時短のワザ」に関してアレコレ書いてみました。
今回の記事で引用したのは
- 時短は、すぐに対処したら負けるゲーム
- 「学んだこと」を忘れない、超効率的な方法
- 人にお願いできる人になる
の3つでした。
「時短は、すぐに対処したら負けるゲーム」に関して。
「締め切りの主導権を持つ」というのは大切だよなと改めて思いました。
基本的にどんなタスクであっても締め切りは確認しますが、主導権を持っているかと言われるとアヤシイなと。
なんとなく相手の想定している締め切りに合わせて対応している感じはあったかもなと。
まずは相手でなく、自分で締め切りを設定してみる。
で、その締め切りで良いかを交渉してみる。
そんなスタンスで仕事をした方が当事者意識が出そうです。(元々そういった責任感はあるはずですが、よりそうなるかなと。)
関連記事
本書の著者である伊庭正康さんの本は他にも読んでいます。
こちらも良ければぜひ。
本 | 読書感想リンク |
---|---|