みやもとブログ

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【感想】『仕事は自分ひとりでやらない』[理論編] まずは周りを頼るマインドへ

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「仕事は自分ひとりでやらない」こちらの本、読みました。

仕事は自分ひとりでやらない

本タイトルがズバッと刺さったので読んでみました。

仕事をする時、大きく分けて以下3つのタイプに分かれるかなと思っています。

  • ①なるべく自分ひとりでやろうとする人
  • ②うまくチームを頼れる人
  • ③なんでもかんでもチームに頼る人

※上記は本書に載っているタイプではなく、自分なりのタイプ分けです。

自分は現状「①」に該当します。
目指すは「②」です。
とはいえ「③」の人にもたまに遭遇します。

自分はこれから「①」から「②」に向かうわけですが、「③」までいかないように塩梅を気を付けないといけないなと思いました。

ちなみに今回の本はけっこうたくさん付箋を貼っていて、ちょっと長くなりそうです。
なので記事を「理論編」「実践編」の2つに分けて投稿しようと思います。
※「理論編」「実践編」は個人的な分け方です。

今回は「理論編」としてアレコレ書いていきます。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

■「助けを求める力」こそ最強のビジネススキル
「いつも一人で仕事を抱え込んでしまう……」
「誰かに仕事を任せたり、頼ったりするのが苦手……」
「自分の仕事だからひとりで頑張らないと……」
「周りに迷惑をかけたくない……」
「仕事がもっとできるようになりたい……」

など、と思ったことはないですか。

段取り力、生産性を上げる方法、効率化する、モチベーションを上げる……
といった様々なビジネススキルがありますが、
今注目されているビジネススキルが
「ヘルプシーキング」です。

こんな感じの本です。

周りを頼れない人って一定数いるんじゃないかなと思います。
自分もその一人です。

頼った方が良いシチュエーションには何度も遭遇していて、頼った方が良いのは分かってはいるのですが…なかなか頼れない。

そのなかなか頼れない強固なマインドを、少し緩めてくれるのが本書かなと思います。

いくつか引用と感想

はじめに

「いつもひとりで仕事を抱え込んでしまう」
「周りの人に頼ったりできない」
「忙しくても働く時間を増やして対応してしまう」
「やるべきことが山積みになって消耗している」

これは何を隠そう数年前の私のことです。あなたもこういった経験があるのではないでしょうか。

著者が挙げている4つ、私も全て身に覚えがあります。

特に「忙しくても働く時間を増やして対応してしまう」が良くないかなと思っています。

通常、仕事はなるべくチーム内で分担して作業量を平準化するべきですよね。
やむを得ず分担できない業務もあるとは思いますが、基本スタンスとして。

で、良くないのは「分担できるにも関わらず、周りに頼れない(分担できない)」ことです。

「周りに頼って迷惑をかけるくらいなら、自分がちょっと残業して対応してしまおう」という考えになりがちです。

でも、この残業の積み重ねで消耗してしまうんですよね。。
なんかこうやって書くと、自分で勝手に忙しくして、勝手に自滅している感じですよね。

「自分がちょっと残業して対応してしまおう」でやり切れるプロジェクトもあるにはあるのですが、やはり消耗している感じはあります。
それを成功例としてカウントしてしまうのも、なんか違うなぁという感じがします。

ヘルプシーキングとは

ヘルプシーキングとは、一言でいえば周りの人に助けを求め、ひとりで抱え込まないスキルです。Help(助け)、Seeking(探す)という意味で、立教大学経営学部教授の中原淳先生が発信されていた言葉です。

「ヘルプシーキング」というワードが本書ではたくさん出てくるので、ここで引用しておきます。

本書の表紙にも「ヘルプシーキング」というワードが載っています。

自分は「ヘルプシーキング」というワードを初めて見たのですが、ネットで検索するとけっこうヒットします。

記事の冒頭でも書いた、自分なりに分類した3タイプでいうと②が「ヘルプシーキングが上手な人」ということになるかなと思います。

  • ①なるべく自分ひとりでやろうとする人
  • ②うまくチームを頼れる人 ← ヘルプシーキングが上手な人
  • ③なんでもかんでもチームに頼る人

仕事は自分ひとりでやらない

「助けを求める」ことは、甘えではありません。
私もそうでしたが、ひとりで抱え込み、助けを求められないことのほうが組織にとってはリスクであり、個人としてもそんな仕事のやり方は長く続けられません。長時間労働や無理をすることを前提にしたやり方はいずれ破綻します。
「ひとりで無理して抱え込む」から「周りに頼りながら、チームで成果を出す」へ、仕事のやり方をアップデートしていきましょう。

私は自分ひとりでやろうとしている傾向があるので、自分の中では「助けを求める」ことが「甘え」だと、多少なり思ってしまっているんだろうなと。

で、勝手に自滅してしまっていると。

助けを求めることが甘えではないことは、頭では分かってはいるつもりです。
ですが、なかなか行動に移せないのが現状です。

「ひとりで無理して抱え込む」ということは「ひとりで成果を出そうとしている」「チームでの成果を考えていない」と捉えることもできそうです。

自分ではそんなつもりがなくても、周りからはそう見えていしまっている可能性もありそうです。

「ひとりで無理して抱え込む」というのは「チームとして」の目線が足りない、「視野が狭い」みたいな印象も持たれそうです。

「チームで成果を出す」という目線が加われば、少しずつ周りを頼れるようになるかなと思いました。

「助けを求める行動」を肯定しよう

適切に「助けを求める」ための第一歩は、

「助けを求める行動を肯定する」

です。自分が助けを求めるときも、ほかの誰かが助けを求めてくるときも同じです。

誰かが助けを求めてくるときは、なんの抵抗もなく協力できるんですよね。
しかも相手にイヤな感情を抱くことも特になく。

なのに自分はなぜ助けを求められないのか、不思議ですよね。
自分が助けを求めるときはなぜか躊躇してしまうんですよね。

「誰かから助けを求められてもイヤに感じないから、自分も困ったときは助けを求めよう」というのは、割とシンプルな流れですよね。
でも、なかなかそんな感じに考えられないんですよね。不思議ですよね。

「助けを求める」→「仲間を頼る」

もしも、「助けを求める」という言葉に抵抗があるならば、「仲間を頼る」という言葉に置き換えてください。
「助けを求める」ことは甘えではなく、相互信頼のうえに成り立つ「適切な頼り合い」です。「仲間のためにこそ、ひとりで抱えない」という考え方に”上書き”しましょう。

今回の引用は、

「助けを求める」→「仲間を頼る」

です。
そして、これまでの引用は

「助けを求める」ことは、甘えではありません。

「助けを求める行動を肯定する」

といった感じです。

本書が伝えたいメッセージに一貫性があるように感じました。

色々な言い回しで伝えているということは、それだけ「周りを頼れない」マインドを解くのは難しいことなのかなと思いました。

本書では「ひとりで無理して抱え込む」デメリットを色んな視点からたくさん挙げています。

そして「周りに頼りながら、チームで成果を出す」メリットを色んな視点からたくさん挙げています。

これによって「仕事は自分ひとりでやらない」のマインドに徐々になっていけば良いのかなと思いました。

おわりに

ということで「仕事は自分ひとりでやらない(理論編)」に関してアレコレ書いてみました。

「仕事は自分ひとりでやらない」というのは頭では分かっているつもりなのですが、なかなか行動に移せないんですよね。。
で、その状態をなんとかしたいがために本書を読んでみたわけです。

あまり周りを頼らないスタンスで何年も仕事をしてきたので、そのスタンスを変えるのは簡単ではないです。
ですが、本書ではそのスタンスを変えるために、あの手この手で説得されている感覚になりました。

徐々に「周りに頼りながら、チームで成果を出す」スタンスに変えていかないとですね。

次回は「仕事は自分ひとりでやらない(実践編)」としてアレコレ書いていきます。

(追記)「仕事は自分ひとりでやらない(実践編)」の記事を書きました。
こちらも良ければぜひ。

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