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【感想】『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』[前編] 会話は「相手」を中心に

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『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』こちらの本、読みました。

「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

以前記事にした同シリーズの「勉強法」「文章術」がそれぞれ良かったので「話し方」の本も読んでみました。

今回の「話し方」は、「文章術」に近い感じがしました。
どちらも相手(話し方→聞き手、文章術→読み手)が居ることなので、近いニュアンスを感じるのも当然かもしれません。

ちなみに今回の本はけっこうたくさん付箋を貼っていて、ちょっと長くなりそうです。
なので記事を「前編」「後編」の2つに分けて投稿しようと思います。

今回は前編として、アレコレ書いていきます。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

エリート・アナウンサー・名経営者・カウンセラー……
みんながみとめた「伝える力」の絶対ルール
雑談、会話、リモート会議、説明、説得、
プレゼン、営業トーク、ほめ方、叱り方……
「信頼され、好かれる人」の秘訣がわかる!

こんな感じの本です。

「話し方」をテーマにした本ですが、コミュニケーション全般を守備範囲にした印象がありました。

いくつか引用と感想

1位:会話は「相手」を中心に

1位は、「会話は『相手』を中心に」です。
話し方の名著100冊の中で70冊が、「相手(聞き手)を中心に会話をする」ことに言及していました。
「相手を中心に会話をする」とは、
・相手の話をよく聞く
・相手が聞きたい話をする
ことです。

「話題は常に相手の側にある」
「会話では自分が優位に立とうとしない」
「相手の立場に立って話す」
「相手に合わせて臨機応変に対応を変えていく」
など、プロの多くは、相手を主役にする大切さを述べています。

会話には、必ず相手が存在します。「相手がどう思っているか」を考えず、自分の言いたいことだけを一方的に話していては、会話は成立しません。

「話し方」をテーマにした本ですが、『会話は「相手」を中心に』が1位でした。

話し方のテクニックというよりは、マインドというか心構えというか。
相手(聞き手)に配慮することが一番大切、ということなのかなと。

「話す」ということは、なんとなく話し手(自分)に意識が向いてしまいそうです。
ですが「話す」ということは、それを「聞く」人も居る。
ということでまずは相手(聞き手)を意識することが大切なのは納得です。

コミュニケーションに関する本でも、「聞き手にまわる」「聞き上手になる」といった方法を推奨している印象があります。
「話し方の名著100冊の中で70冊」が言及していることからも、「相手(聞き手)を中心に会話をする」ことの大切さが伝わってきます。

2位:「伝える順番」が「伝わり方」を決める

2位は、伝わる会話の「型」についてです。
「型」とは、
・話し始めから、話し終わりまでの組み立て
・最初にこれを話し、次にこれを話し、最後にこれを話すという会話の順番
のことです。

(中略)

会話のプロの多くが使っている型を2つ紹介します。

会話のプロが使っている2つの型

(1)逆三角形型・・・「結論→説明」
結論を先に述べる。

(2)PREP法・・・「結論→理由→具体例→結論」
結論を述べたあと、結論に至った理由と具体例を述べる。最後にもう一度、結論を強調する。

こちらは文章術の方でも、同じような内容が2位にランクインしていました。
文章術の記事でも引用していたので、一応リンクします。

関連記事

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

【感想】「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。[前編] - 伝わる文章には「型」がある

文章術の記事でも「(1)逆三角形型」「(2)PREP法」を紹介していました。
話す時、文章を書く時、どちらも結論を先に述べるのが重要なようです。

どちらも相手(話し方→聞き手、文章→読み手)が居ることなので、最初に結論を伝える。
それによって相手は、話の目的や主題が分かったうえで聞く(読む)ため、理解度が高まります。

世間話ならそこまで意識する必要はないかもしれませんが、仕事の打ち合わせ等では結論を先に述べるのは意識した方が良さそうです。

文章(メール等)では結論を先に書く習慣は身に付いています。
これは過去メールを参照していたり、メールということで時間的に余裕がある状態で書いているためです。
結論を先に書くことを、うっかり忘れてしまうケースはあまりないかなと。

一方、話し方に関しては、結論を先に話すことが出来ていないことが割とありそうです。
話しているということは、相手が目の前にいて、メールと比べたら時間的に余裕がある状態ではないことが多いかなと思います。
話す前に伝える順番を組み立てて結論から話していくのは、文章と比べたら少し難易度が高そうだなと感じました。
とはいえ、意識して何度も繰り返していくと自然と結論から話す習慣が身に付くのかなと思いました。

4位:「いい質問」で話を引き出す

Point

1:「クローズドクエスチョン」で事実を確認
2:「オープンクエスチョン」で話を広げる
3:質問は「具体的」に

4位は、「『いい質問』で話を引き出す」です。
「会話には質問が欠かせない」
「上手に質問すれば、相手はどんどんしゃべり出す」
など、プロの多くが「質問力」の必要性に触れていました。

4位は『「いい質問」で話を引き出す』でした。

1位は『会話は「相手」を中心に』なので、相手(聞き手)に対してのアクションを重要視している傾向にあるのかなと感じました。

ちなみに本書では「クローズドクエスチョン」「オープンクエスチョン」に関して詳しい解説があるのですが、引用すると長くなってしまうので割愛します。
詳しく知りたい方は本書を読んで頂ければと。

代わりに似たような内容のリンクを貼っておきます。

www.innovation.co.jp

www.hammock.jp

おわりに

ということで『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。(前編)』としてアレコレ書いてみました。

今回の記事で引用したのは

  • 1位:会話は「相手」を中心に
  • 2位:「伝える順番」が「伝わり方」を決める
  • 4位:「いい質問」で話を引き出す

の3つでした。

本書は会話例がたくさん載っています。
今回の記事ではあまり引用できませんでしたが、会話例を読むとさらに理解が深まるかなと思います。

次回は『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。(後編)』としてアレコレ書いていきます。

(追記)
『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。(後編)』の記事を書きました。
こちらも良ければぜひ。

miya-moto-blog.hatenablog.com

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