みやもとブログ

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【感想】『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』[後編] 自己開示は「自分から」

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『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を読んだ感想の続きを書いていきます。

「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

今回は後編です。

前編はこちら。

前編の記事

それではサクッと本題へ。

本の内容

まずはAmazonから本の内容を抜粋します。

エリート・アナウンサー・名経営者・カウンセラー……
みんながみとめた「伝える力」の絶対ルール
雑談、会話、リモート会議、説明、説得、
プレゼン、営業トーク、ほめ方、叱り方……
「信頼され、好かれる人」の秘訣がわかる!

こんな感じの本です。

ここは前回の記事と同様です。

いくつか引用と感想

11位:話は「短い」ほうがいい

Point
1:余計な言葉を削る
2:「言い切る」クセをつける

「文章術」について書いた前著『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)で1位にランキングされたのは、「文章はシンプルに」でした。
文章のプロたちは、異口同音に「無駄な言葉を使わずに簡潔に書く」ことを推奨していました。「話し方」でも同様です。
会話のプロの多くが、「話すときには短く」をポイントとして挙げています。

引用にもあるように、同じシリーズの「文章術」の1位は「文章はシンプルに」でした。
自分も以前記事にしており、「文章はシンプルに」を引用しています。
一応リンクしておきます。

関連記事

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

【感想】『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』[前編] - 文章はシンプルに

文章はキーボードやスマホ、もしくはペン等で入力することが多いです。
それに対して話すのは、文章と比べると手間もないです。
なので長くなってしまいやすいのかなと思いました。

Point2の『「言い切る」クセをつける』に関して。
自分はプレゼンのフィードバックとして「語尾が弱い」と指摘されることがたまにあります。
語尾が弱いことで、自信がなさそうに見えてしまう。とのことでした。

改善としてはシンプルに「語尾を強める」でも良いのですが、「言い切る」を意識するのも良さそうです。
「言い切る」を意識することで、自信がなさそうに見えてしまうのは多少なり解消するかなと。

25位:自己開示は「自分から」

自己開示とは、
「自分自身の情報(内面、経験、考え方など)を相手に伝える」
ことです。

自己開示をすると、「自分がどんな人間か」を理解してもらえるので、相手と打ち解けやすくなります。
「この人のことは信頼できる」「この人には何でも話せる」。こうした信頼関係を築くには、相手より先に自己開示することが大切です。

自己開示には、返報性の法則が働きます。返報性とは、「相手から受けた好意などに対して、お返しをしたい」と感じる心理のことです。
自分が趣味の話をすれば、相手も趣味の話をする。自分が子どもの話をすれば、相手も子どもの話をする。自己開示の受け手は、話し手と同程度の情報を開示することがあります。

相手の心を開くには、自分から先に心を開くこと。

自分はどちらかというと「話し手」より「聞き手」になることの方が多いです。
これは単純に、自分にあまり話したい欲がないためです。
そうなると、自然と聞き手になることが多いです。

初対面の相手に対しても、聞き手になることが多いです。
話を聞いてもらいたい人なら良いかもしれません。
ですがそうでない場合、こちらから質問しまくるような流れになります。

初対面の相手に対して質問しまくる(ずっと聞き手でいる)状態ってあまり良くないですよね。
なんとなく一方的に情報を引き出している感じがして、距離が縮まりにくいかなと。

聞き手になりやすいタイプではありますが、早い段階で自己開示をするのは有効そうです。

「返報性の法則」というのも、よく目にします。
ネットで調べるとたくさんヒットします。せっかくなのでリンクしておきます。

www.sprocket.bz

31位:緊張の克服は「準備」と「大声」

緊張を克服するためのポイントは、次の2つです。

(1)1にも2にも「準備」
会話のプロの多くが口を揃えるのは、「緊張をしないためには準備をすること」「リハーサルをすること」です。
準備を重ねると自信ができ、緊張を防ぐことができます。
では、どう準備をすればよいのでしょうか。
「壇上であがらないためには、しっかり準備するのが一番である。何を言うのか、いつ言うのか、どのように言うのかを体で覚えてしまうほどに」(カーマイン・ガロ『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』/日経BP

(2)大きな声で話す
ハーバード大学の必読図書トップ10に選出された『人生の武器としての伝える技術』(ジェイ・ハインリックス/ポプラ社)では、「『もっと大きな声で話すこと』。これは、特に緊張しているときに効果がある。大きな声で話すことに意識を集中すると、自信に満ちた声で、リズミカルに語れるようになる」と記されています。

プレゼンや面接などは、多くの人が緊張するシチュエーションですよね。

引用した「緊張を克服するためのポイント2つ」は、どちらもシンプルです。
シンプルですが、やっぱりこれしかないという感じもあり、納得感があります。

自分もプレゼンをする機会がたまにあるのですが、準備は徹底的にやります。
徹底的にやりすぎて、話す内容を一字一句覚えてしまい、台本をなぞっているようなプレゼンになってしまったことがあります。
結果的にカッチリしすぎている印象になり、あまり良くなかったかなと思っています。

準備するにしても、話す内容をスラスラ話せるように準備しつつ、自分を客観的に見れる余裕を持てたら更に良かったのかなと。

「(2)大きな声で話す」も大事ですよね。

プレゼンの準備をして自信をつけても、プレゼン当日となると自信より不安の方が強く、ボソボソ声になってしまいがちです。
ただボソボソ声だと、聞き手にも緊張が伝わってしまいますし、プレゼン内容も自信がないのかなと思われてしまいます。

これは先ほども書いた「語尾が弱い」にも繋がるのかもしれません。
例えハッタリだとしても自信があるように、大きな声で話すのは大事なことかなと思いました。

おわりに

ということで『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。(後編)』としてアレコレ書いてみました。

今回の記事で引用したのは

  • 11位:話は「短い」ほうがいい
  • 25位:自己開示は「自分から」
  • 31位:緊張の克服は「準備」と「大声」

の3つでした。

『11位:話は「短い」ほうがいい』に関して。
同じシリーズの「文章術」の「文章はシンプルに」は1位でした。

文章術では1位なのに対し、話し方では11位。
これは、話すのは多少長くても許容できる余地がある、という見方も出来そうだなと思いました。
長すぎると良くないとは思いますが、文章ほどシビアではないのかなと。

前編の記事、改めてもう一度貼っておきます。
こちらも良ければぜひ。

miya-moto-blog.hatenablog.com

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