「いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本」を読んだ感想の続きを書いていきます。
今回は中編です。
前編はこちら。
それではサクッと本題へ。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
●ビジネススキルにまつわる35テーマ×3冊ずつおすすめの本を紹介
●ライフハッカーに掲載された書評から、反響が大きかった本を厳選
●「売れた本」ではなく、「本当に役立つ本」とそのエッセンスがわかる
こんな感じの本です。
ここは前回の記事と同様です。
いくつか引用と感想
見出しは本タイトルになります。
引用は「いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本」の内容になります。
管理ゼロで成果はあがる
著者は、システム開発を行う株式会社ソニックガーデンの創業者、代表取締役社長です。同社のポイントは、本社オフィスがないこと。社員の半数以上が15都道府県にまたがる地方で在宅勤務をしており、管理職もいないというのです。
システム開発は創造的な仕事だからこそ、社内ルールは少ないほうがいい。ルールに縛られると独創性は失われ、社員のやる気は下がり、生産性が落ちる。そう考え、管理することをやめたのだとか。
著者は、
- システム開発を行う会社
- 本社オフィスがない
- 社員の半数以上が在宅勤務
- 管理職がいない
といった特徴の会社の創業者のようです。
上記のような特徴で、どうやって会社が回っているのか気になりました。
私が勤めている会社もシステム開発を行う会社です。
世の中的なこともあり、リモートワーク(在宅勤務)が半数以上です。
そしてもちろん、管理職がいます。
ですが著者の会社では、管理職がいない。
この特徴がどうしても疑問が残ります。
どうやって会社が回っているのか気になるところです。
この疑問の部分、詳しく知りたいので本書を読んでみたいなと思いました。
炎上とクチコミの経済学
新商品を購入するとき、食事するお店を選ぶとき、以前はテレビCMなどマスメディアの情報を頼りにしたず。しかし現代では、クチコミサイトやカスタマーレビュー、SNSを通じて他の消費者の投稿を参考にする機会が増えています。まさに「一億総メディア」の時代なのです。
著者は「計量経済学」の専門家。計量経済学とは、統計学の手法によって定量的な実証分析を行う学問だそうです。
炎上に適切に対応するためには、実態を正しく理解することが重要。そこで本書では総数約6万件のアンケート調査データに対して統計分析・モデル分析などを行い、「なんとなく思われていた炎上の常識」について検証しているのです。
いつもならスルーしそうな本タイトルだったのですが、本書の解説を読んでちょっと読みたくなりました。
本書ではポイントがまとめられていて、
- 炎上の実態が正しくわかる
- 炎上に参加している人は実は少数
- ネット世論=多数派の総意ではない場合も
とあり、興味を持ちました。
※ここでいう本書は「炎上とクチコミの経済学」ではなく「1テーマ3冊で身につく本」の方。
「炎上に参加している人は実は少数」というのは、なんとなく知っている情報です。
ですが多くのデータを分析して書かれた本のようなので、その辺り詳しく知りたいなと。
2018年刊行の本みたいなので少し古い気はしますが、そこもふまえて読んでみたいなと思いました。
これからの麺カタコッテリの話をしよう
「音楽が売れない時代」だといわれています。
そんななか、2018年にロック・バンドのマキシマム ザ ホルモン(以下:ホルモン)が、3年ぶりの新作『これからの麺カタコッテリの話をしよう』をリリース。これは音楽業界における「事件」でした。
なぜなら、「CD(4曲+ボーナストラック)+漫画」で構成される”書籍”として発売されたからです。
注目すべきは、公式リリースに以下のような記述があった点。
今回の新作は、移籍した大手メジャーレーベル「ワーナー・ミュージック・ジャパン」からのリリースなのですが、”メジャー・デビュー”に際してははっきりとした意思表明をしているのです。
「マキシマム ザ ホルモンの楽曲を定額制音楽配信サービスで配信する予定はございません」。(※)
いうまでもなくこれは、「CD以外でホルモンの音楽を売ることはない」というメッセージです。
※2022年10月26日から、アニメ「チェンソーマン」主題歌が「TVサイズで2曲のみ」サブスク解禁されました。
ビジネス書を紹介している流れから、急に「マキシマム ザ ホルモン」が紹介されていて驚きました。
ちなみに私はホルモン好きだったので、「これからの麺カタコッテリの話をしよう」は発売してすぐ購入しています。
一応、書籍の括りでの発売のようですが楽曲目的で買いました。
ホルモンはサブスク配信をしないようですし、曲のリリース頻度も少なめです。
ちょっと昔になりますが、CDレンタルも途中から禁止にしていた記憶があります。
そういったスタンスは、マーケティングの観点では異質な存在なようです。
とはいえ、独特なマーケティングでセールスが成功しているのはシンプルに曲が良いからかなと。
ホルモンの曲は他のバンドでは替えがきかない個性があるので、成り立っているのかなと思っています。(ファン目線。)
これはホルモンが影響を受けているSYSTEM OF A DOWN(Wikipedia情報)にも同じことが言えるなと思っています。個人的に。
※Wikipediaのリンク貼っておきます。
おわりに
ということで、「いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本(中編)」としてアレコレ書いてみました。
1テーマ3冊を紹介している本書で、「マーケティング」に関する本は3冊とも付箋していました。(内1冊は記事で紹介してないです。)
これはきっと「マーケティング」に興味がありつつ、これまであまり読んでこなかったジャンルなのかなと思いました。
「いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本」は3記事に渡って書きました。
他の記事も良ければぜひ。
- 【感想】『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』[前編]
- 【感想】『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』[中編] ← 今回の記事
- 【感想】『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』[後編]