みやもとブログ

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【感想】『不機嫌は罪である』おだやかな上機嫌を目指す

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「不機嫌は罪である」こちらの本、読みました。

不機嫌は罪である (角川新書)

きっかけは「本当に役立った」マネジメントの名著64冊を1冊にまとめてみたを読んでいた時にこの本が紹介されていたためです。
そこで気になったので今回読んでみた次第です。

気になっているうちに、興味の熱が冷めないうちに読めて良かったです。

きっかけの詳細に関しては一度記事にしています。こちらも良ければぜひ。

こちらも良ければ

ということで今回はこの本についてアレコレ書いていこうと思います。

本の内容

まずはAmazonから抜粋します。

もはや上機嫌は「職務」の時代に。不機嫌な身心とサヨナラする技術。

慢性的な不機嫌は自らを蝕むだけでなく、職場全体の生産性を下げ、トラブルやハラスメントの火種になる。SNS時代の新たな不機嫌の形にも言及しながら、自身と周囲を上機嫌にし現代を円滑に生きるワザを伝授する。

こんな感じの本です。

上記の引用はちょっと大袈裟な感じがしなくもないですが、不機嫌に仕事をするよりは上機嫌に仕事をした方が良いのは間違いないです。

「自分は仕事中の機嫌どうだったかな」と思いながら読み進めていきました。

いくつか引用と感想

「不機嫌」は「不潔」くらい厭な気分

現代では「職業としての上機嫌」が求められている

社会学者のマックス・ヴェーバーは「職業としての政治」「職業としての学問」という考え方を提示しました。「職業として」という言葉にはさまざまな意味が込められているのですが、ここでは「情熱、責任感、判断力をもってそれを行うよう求められるもの」という意味だととらえてください。
不機嫌を抑えて人に見せないというのも、本来は私たちの職務の一つです。職場に不潔な人がいたら、周りのみんなは厭な気分になるでしょう。同じように職場に不機嫌な人がいたら、それもやはり厭な気分になるでしょう。

「不機嫌」と「不潔」を並べて語られてしまうと、「たしかに同じくらいイヤだなぁ」と感じました。
なんなら自分は「不潔」より「不機嫌」の方がちょっとイヤかもしれません。

自分は現在、基本テレワークです。
なので相手が「不潔」でもそれほど影響はないですが、相手が「不機嫌」は割と影響あります。
もし、不機嫌な相手が上司なら尚更イヤですね。

あと、自分も部下や後輩に対して「不機嫌」な雰囲気が出てるとしたら気を付けないとですね。
自分としては「不機嫌」なつもりはないですが、「不機嫌」かどうか判断するのは相手です。
自分が思うよりもう1段階、上機嫌な感じの方が良いのかもしれません。

日本人は「良好な職場の人間関係」を重視している

リクルートが2012年にアメリカとアジア8ヵ国(中国、韓国、インド、タイ、マレーシア、インドネシアベトナム)、各国で600人を対象に行った調査があります。「仕事をするうえで大切だと思うもの」という問いに対して、日本を除く国では「高い賃金・充実した福利厚生」がトップとなりました。それに対して日本でだけトップの回答になっていた項目がありました。
それが、「良好な職場の人間関係」です。

2012年の調査ということで少し前に感じるのと、各国で600人を対象ということでちょっと少なく感じました。
ですが日本だけトップ回答が異なるのはとても印象的でした。

自分もたぶん「高い賃金・充実した福利厚生」より「良好な職場の人間関係」の方が優先度は高いように感じます。
もちろん「高い賃金・充実した福利厚生」も大事ですし、こちらの優先度も高いです。
ですが、職場の人間関係がギスギスしてるのは避けたいですね。

以前、職場にすぐキレる上司が居ました。
その人と一緒に仕事をしている時は大変でした。

その上司は些細な事ですぐ不機嫌になるので、ずーっとハラハラしてるんですよね。。
こっちが気が小さいこともあって。
仕事自体はそれほど大変な内容ではなかったのですが、その上司の影響でストレスフルでした。

ここから機嫌につなげるのは少し安直かもしれませんが、やはり仕事をする相手も自分も機嫌が良い状態は理想的です。

不機嫌は「性格」ではなく「状態」

不機嫌は「性格」ではなく「状態」です。心がけを見直してワザを身につければ誰だっていつだって「不機嫌の芽」を摘み、からだを上機嫌モードにし、不機嫌に染まりにくいこころを鍛えることができます。

先ほど触れたすぐキレる上司には、不機嫌なことを「性格」ではなく「状態」として捉えてもらって周りに不機嫌をまき散らさないようにしてもらいたいものです。(愚痴っぽくてすみません。思い出してみると、なかなかだったな~あの人…)

とはいえ「自分はどうなんだ?」というのも忘れてはいけないですね。
不機嫌が「性格」ではなく「状態」であるなら、ちゃんとコントロールしないとですね。

まずは「おだやかな上機嫌」を目指す

人間の状態は、以下の4段階に分けれると私は考えています。
■1段階目:すごく不機嫌
■2段階目:ゆるく不機嫌
■3段階目:おだやかな上機嫌
■4段階目:すごく上機嫌
(中略)
初心者は「おだやかな上機嫌」を目指すのが一番です。

自分の場合に限りますが、もし機嫌をうまくコントロールできるようになったとしても「すごく上機嫌」は目指さない気がします。

なんとなくの感覚でしかありませんが「すごく上機嫌」はなんだか無理してる感が出てしまいそうな気がするので「おだやかな上機嫌」になれたらそれでOKかなと。

不機嫌をなおす七つの習慣

ここまでの章の内容を総括しながら、心構えとしての「不機嫌をなおす七つの習慣」をまとめてみました。まずはこれだけ実践していただくのでも大丈夫です。
■①自分の「普通」は不機嫌に見えると自覚する
■②情報を遮断して自分の時間を持つ
■③血流を意識して、こまめにからだをほぐす
■④「一定の状態」を保つのがプロだと意識する
■⑤「まずいな」と思ったら一呼吸入れる
■⑥ネガティブな感情は、表現物に乗せて洗い流す
■⑦人の不機嫌を見て、自分の不機嫌をなおせ
最初はこの七つを心がけながら、次第に「自分のための上機嫌リスト」をつくってみるといいでしょう。

詳細に関しては本を実際に読んでもらうとして、この辺りは意識しやすいのでひとまず引用してみました。
自分はとりあえず①、④、⑦あたりが実践しやすいので意識しながら仕事しようと思います。

それにしても「七つの習慣」と書かれるとどうしてもあの有名なビジネス書を浮かべてしまう。
数が一致してるのは狙ったのか偶然なのか。。

おわりに

ということで、「不機嫌は罪である」に関してアレコレ書いてみました。

この本を読んで「機嫌よく仕事をすべき」の意識が高まった感じがします。

自分は仕事中に不機嫌になることはあまりないはずですが、上機嫌かと言われればそうとも言えないはずで。

「おだやかな上機嫌」を目指して、まずは手軽なところから実践していこうと思います。

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