「教養悪口本」こちらの本、読みました。
あまり見慣れない文字の並びですが、表紙には「教養」に「インテリ」とルビが振ってあります。
なので「インテリ悪口本」と呼んだりもするみたいです。こちら堀元見さんの本になります。
以前投稿した以下の記事も堀元さんの本です。なので今回の記事で2冊目です。
どちらの本もニュアンスは近いものを感じます。
ただ切り口が異なり、また違った面白さを感じました。
ではアレコレ書いていきます。
本の内容
ということでまずはAmazonから一部抜粋します。
インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。
「こいつ無能。死ね」というツイートを見て、楽しい気分になる人はいない。
「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム解析されてる」(本書14ページ)と言おう。
周囲も「えっ、何? どういうこと?」と興味を惹かれるだろうし、生命科学の発展に思いを馳せる良い機会になる。
不快さを、楽しさや知的好奇心に変えられるのが、「正しい悪口」の効能なのだ。
僕はこれを「インテリ悪口」と称して、インターネットに書き溜めてきた。<略>
皆さんが何かをバカにしたくなった時、本書を活用してほしい。
僕が可能な限りの知性とユーモアを詰め込んだ「インテリ悪口」を使ってほしい。
嫌なことがあった時、インテリ悪口を使うことで、溜飲も下がるし、笑い飛ばすこともできる。ちょっとだけ勉強にもなると思う
(「はじめに」より)
こんな感じの本です。
ユーモアと知性を宿した悪口がたくさん書いてあります。
内容はあまり思い出せない
全部で38個、「植物だったらゲノム解析されてる」みたいな悪口が紹介されていました。(目次から数えました。)
正直、内容はあまり思い出せません。
ただ、各インテリ悪口が5ページくらいのボリュームなのでスキマ時間にちょっとずつ楽しく読み進めることができました。
面白い読書体験でした
内容紹介に
「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム解析されてる」(本書14ページ)と言おう。
とありますが、もちろん実践できない。
ゆる言語学ラジオを知ってる同士なら内輪ネタの感じで楽しめそうではありますが。
「植物だったらゲノム解析されてる」の背景知識を覚えきれないですし、瞬時に頭の引き出しからコレを出せないです。少なくとも私は。
どうせ忘れてしまう、実践できないと思いながらも「植物だったらゲノム解析されてる」を言うために、言えるシチュエーションを想像し、「植物だったらゲノム解析されてる」の背景知識を覚えようとしているのが面白い読書体験でした。結果楽しく読めました。
おわりに
ということで「教養悪口本」に関してアレコレ書いてみました。
ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金の方は楽しく読みつつ、メタな視点の読書の仕方を知ることができたという学びがありました。
今回の教養(インテリ)悪口本は内容があまり思い出せないので、新しい学びはあまりなかったです。思い出せない自分が悪いのですが。
ただ、雑学好きな方にはオススメの本です。
あと、面白さのテイストは今回の「インテリ悪口本」の方が好きでした。
なので結局のところ2冊とも甲乙つけがたいです。
最後に、前回と同じ流れになってしまいますが気になった方はとりあえずYouTube・ポッドキャストを見てみる(聴いてみる)のが良いかもしれません。
(追記)ゆる言語学ラジオのお気に入り回をピックアップした記事を書いてみました。
こちらも良ければ。