今回はNotionデータベースの作成手順に関して書いていきます。
作成手順は、以前記事にしたNotionデータベース活用事例を基に書いていきます。
今回は「読書記録、読書メモ」を基にします。
上記の記事では「どんな便利ポイントがあるか」といった部分を書いています。
今回の記事では「どうやって作成したか」の手順を詳しく書いてみようと思います。
それでは本題へ。
完成図
まずは活用事例の記事と同様、イメージしやすいように完成図の画像を貼ります。
※「ギャラリー」「テーブル」2つのビュータイプを使用。
※2つのビュータイプでデータ連動される。
作成手順
それではここから本題。
「読書記録、読書メモのNotionデータベース」を作成する手順を書いていきます。
新規データベースを作成
まずは新規データベースを作成します。
※この辺はお好みで。後から変更も可能です。
※「名前」と「タグ」は初期設定されている
各プロパティを設定
作成したデータベースにプロパティを追加していきます。
追加するプロパティは
- タイトル
- URL
- 著者名
- 評価
- ステータス
- コメント
- ジャンル
- 媒体
- 読了日
- 更新日時
の10項目です。
不要なプロパティを削除
まずは初期設定されている「タグ」は今回不要なので、プロパティを削除します。
「タイトル」を設定
初期設定の「名前」は削除できません。
これはおそらくNotionの仕様で、削除できないようになっています。
若干ややこしいですが、「名前」を「タイトル」に変更しました。
※「タイトル」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「URL」を追加
新規プロパティ「URL」を追加します。
「+」をクリックし、「URL」を選択します。
プロパティ名を「URL」に変更します。
「URL」はこれで完了です。
※「URL」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「著者名」を設定
リレーションを作成します。
少し複雑になるので後述します。
「評価」を追加
新規プロパティ「評価」を追加します。
「+」をクリックし、「セレクト」を選択します。
プロパティ名を「評価」に変更します。
オプションで「★★★★★」「★★★★」「★★★」「★★」「★」を追加します。
各プロパティは色を設定できます。
※「評価」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「ステータス」を追加
新規プロパティ「ステータス」を追加します。
「+」をクリックし、「セレクト」を選択します。
プロパティ名を「ステータス」に変更します。
オプションで「読みたい」「読んでる」「読んだ」を追加します。
※「ステータス」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「コメント」を追加
新規プロパティ「コメント」を追加します。
「+」をクリックし、「ステータス」を選択します。
プロパティ名を「コメント」に変更します。
オプションで「コメント書く」「コメントなし」「コメント済み」を設定します。
色の変更も可能です。
※「コメント」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「ジャンル」を追加
新規プロパティ「ジャンル」を追加します。
「+」をクリックし、「マルチセレクト」を選択します。
プロパティ名を「ジャンル」に変更します。
オプションで「小説」「エッセイ」「ビジネススキル」「読書法」「勉強法」「リーダーシップ」「IT」「ダイエット・筋トレ」等を設定します。
色の変更も可能です。
※「ジャンル」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「マルチセレクト」なので複数のジャンルを選択可能です。
「媒体」を追加
新規プロパティ「媒体」を追加します。
「+」をクリックし、「セレクト」を選択します。
プロパティ名を「媒体」に変更します。
オプションで「図書館」「紙」「kindle」「Prime Reading」を設定します。
※「媒体」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「読了日」を追加
新規プロパティ「読了日」を追加します。
「+」をクリックし、「日付」を選択します。
プロパティ名を「読了日」に変更します。
日付の形式は「年/月/日」に変更します。
時刻の形式は「24時間」に変更します。
※「読了日」はデータ入力すると最終的にこうなります。
「更新日時」を追加
新規プロパティ「更新日時」を追加します。
「+」をクリックし、「最終更新日時」を選択します。
プロパティ名を「更新日時」に変更します。
日付の形式は「年/月/日」に変更します。
時刻の形式は「24時間」に変更します。
※「更新日時」はデータが自動セットされます。
著者名(リレーション)の設定
次に、著者名を設定します。
まず「読書記録」のデータベースとは別に、新たに「著者一覧」というデータベースを作成します。
そして「読書記録」と「著者一覧」をリレーション設定でつなげます。
なぜリレーション設定するかというと、「著者別に何件登録したか」を分かりやすくするためです。
著者一覧(新規データベース)を作成
まずは「著者一覧」というデータベースを作成します。
※この辺はお好みで。後から変更も可能です。
※「タグ」は削除
※「名前」は「著者名」に変更
※「読書記録」とは別データベース
読書記録 ⇔ 著者一覧のリレーションの設定
次に「読書記録」と「著者一覧」をリレーション設定でつなげます。
「+」をクリックし、「リレーション」を選択します。
「著者一覧に表示」を有効
「リレーションを追加」をクリック
著者一覧にも表示される
ロールアップの設定
次にロールアップを設定します。
ロールアップを設定すると、著者別のリンク数を表示したりできます。
「+」をクリックし、「ロールアップ」を選択します。
リレーションで「読書記録」を選択
※「著者一覧」と「読書記録」を見比べると、カウント数の仕組みが理解できるかと思います。
Aさんが2件、Bさんが1件、Cさんが1件
これで「読書記録」と「著者一覧」のリレーション設定は完了です。
「リンク数」に並び替えを設定すれば、「リンク数が多い順に著者を並べる」とかも出来ます。
「リンク数が多い」≒「お気に入りの著者」みたいな感じで使っています。
データ入力
各プロパティにデータを入力します。
Chrome拡張「Save To Notion」
これは活用事例の記事でも書いていますが、「Save To Notion」というChrome拡張を使うとデータ入力が楽になります。
読みたい本を見つけた時などにこれを使うとデータ登録をサポートしてくれます。
(細かい操作方法の説明は省略します。)
※「タイトル」「URL」「content image」は自動セット
※「著者名」「ステータス」「ジャンル」は自分で設定
読書メーターでデータ登録している理由は「content image」を自動セットしてくれるためです。
Amazonだと「content image」を自動セットしてくれなかったので、自分は読書メーターで基本データ登録しています。(自分のPC環境の影響かもですが)
ギャラリービューの設定
これまでの手順で、テーブルビューに対してデータが入力された状態となります。
ここから、ギャラリービューも追加していきます。
「完了」をクリック
※この辺はお好みで
これで全て完了です。
記事の最初の方で紹介した完成図と同じようになったはずです。
ガイドとチュートリアル
Notion公式サイトでも、詳しい操作方法が載っています。
上記で書いた手順に関連しそうなページをリンクしておきます。
おわりに
ということで、Notionデータベースの読書記録や読書メモを「どうやって作成したか」の手順を詳しく書いてみました。
作成手順を文字だけで説明するのはなかなか厳しいので、大量に画像を貼りました。
特にリレーションやロールアップのところはややこしい部分です。
ややこしい部分ではあるのですが、慣れるとかなり便利な機能です。
他のメモアプリではなかなか見かけない機能かなと思います。
自分もNotion使い始めの頃はけっこう試行錯誤していたので、この作成手順が参考になれば幸いです。
他のNotion作成手順
Notionデータベース作成手順はいくつか記事にしています。
気になる記事があればぜひ。